内容説明
古今東西の音楽を独自の視点で批評する人気評論家・スージー鈴木氏、初めての平成・令和ヒット曲解説本!その時々の最新ヒット曲を毎週1曲解説した東スポ人気連載<オジサンに贈るヒット曲講座> 5年分215曲を満載!
【目次】
はじめに――ヒット曲は50代に解放された
第一章:2016年の宇多田ヒカルと星野源(ゲスの極み乙女。AKB48、
手嶌葵、嵐、BABY METAL、RADIO FISH、ゴールデンボンバー
他)
第二章:2017年の小沢健二と椎名林檎(AAA、back number、
Mr.Children、Doughnuts Hole、竹原ピストル、Happiness、
大原櫻子他)
第三章:2018年の米津玄師とあいみょん、BiSH(BiSH、菅田将暉、
新しい地図、aiko、チャットモンチー、高橋優、Suchmos 他)
第四章:2019年のOfficial 髭男dism とKing Gnu(Shiggy Jr.、
Aimer、クロマニヨンズ、King Gnu、ONE OK ROCK、NMB48
他)
第五章:2020年のYOASOBI とCreepy Nuts ×菅田将暉(東京事変、
LiSA、Mrs.GREEN APPLE、SixTONES、上白石萌音他)
終章: 総論――「平成Jポップ」から「令和歌謡」へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M H
22
2016~2020年のヒット曲を解説する東スポの連載が書籍化。週1、帯文が近田春夫とくれば惜しくも終了した「考えるヒット」を思い起こしながら紹介された曲の一部を再生。プレイリストは著者のnoteにある。多く字数が割かれているコード進行については何ともわからないが、短調の増加、サブスク普及による時間短縮などの考察は面白かった。好き苦手、わからないをはっきりさせながら基本的には楽しんでいるのが伝わり、そこが一番「考えるヒット」ぽい。2021/11/05
緋莢
16
図書館本。<最新ヒット曲を毎週1曲取り上げて、東スポの読者である中高年男性に解説をしてほしい>という依頼を受け、2016年から始まった連載の2020年までをまとめたもの。熱心にランキングをチェックする事も無くなりましたが、ここで紹介されている歌手(グループ)は、かろうじて分かる(なんとなく分かる含む)というのは、東スポこそ読んでいないものの自分も中高年男性だからでしょう(続く2022/02/07
元気伊勢子
10
普段は、昭和の歌を聞くことが多く、平成、令和の歌と言えば一部の曲しか聞かない私にとっては、新鮮だった。最近のヒット曲を聴くことが健康増進に繋がるならば少しずつで構わないから聞いてみようと思った。2023/02/24
ケー
8
細かく読み込もうとするのではなく、連載だからこそできる「時代の感覚」を描き出そうとするスージーさん。一気に読み通すことでその時代の変遷を味わうことができる好著。2022/05/21
オズ
5
2016〜2020、米津玄師、星野源、King Gnu、あいみょん、藤井風、その他レビュー、年間トップ10ランキング等。東スポ(連載をまとめた)を読む中高年向けに今チャート上位に入っている曲を紹介する内容。2022/03/17