図書館のお夜食

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図書館のお夜食

  • 著者名:原田ひ香【著】/花松あゆみ【イラスト】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • ポプラ社(2023/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591178249

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内容説明

東北の書店に勤めるもののうまく行かず、書店の仕事を辞めようかと思っていた樋口乙葉は、SNSで知った、東京の郊外にある「夜の図書館」で働くことになる。そこは普通の図書館と異なり、開館時間が夕方7時~12時までで、亡くなった作家の蔵書が集められた、いわば本の博物館のような図書館だった――。 「三千円の使いかた」「ランチ酒」の原田ひ香が描く、本×ご飯×仕事を味わう、心に染みる長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

447
原田 ひ香は、新作中心に読んでいる作家です。本書の設定は好さそうだったのですが、続編があるからかも知れないと思いつつ、著者としては内容もエンディングも中途半端でした。 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008428.html2023/07/25

ノンケ女医長

369
こんな図書館があったら、本当に素晴らしいと思う。さすが原田ひ香、着想に恐れ入った。書き手が自身の体調を案じるようになったとき、書籍がこの先どう扱われていくのか、本当はとても不安だと思う。読者だって、天国へ旅立った作家の本を弔う気持ちで読みたくなる。両者の想いを叶えてくれる場所を小説で上手く表現されている。採用面接に姿を見せず、加工した声でやりとりするオーナー。その理由は作品後半に明らかになるが、熾烈な人生経験をしたからこそ、夜の図書館を誕生させられた。今後全作デジタル化になっても、こういう図書館は必要。2023/07/30

のぶ

315
夜7時から深夜12時まで開館する夜の有料図書館が舞台。本当にこんな図書館があるのだろうか?主人公の樋口乙葉はSNSで知ったここで働くことになる。亡くなった作家の蔵書が集められた、いわば本の博物館のような図書館。そしてまかないには昔の作家にちなんだ美味しい料理が食べられる。しかも古いけど家賃のいらない寮までついて。そこで働く人々、利用者たちの繰り広げる出来事、ちょっとした謎が描かれる一冊。とても不思議な雰囲気で訪れる人も、何か訳ありで楽しい。今までの原田さんの作品にはなかった物語で興味深く味わった。2023/07/03

旅するランナー

311
東京の郊外にある、私設「夜の図書館」。開館時間は19時〜24時。入館料·年間会員費あり。亡くなった作家の蔵書が集められている。読者が、原田ひ香さんのグルメ·ランチシリーズの口になってると、一味違うと感じるでしょう。蔵書印へのこだわりとか、来館者や図書館員たちの秘密とか、とってもマニアック。赤毛のアンや向田邦子作品ファンであれば、この世界観に入り込めるんだろうな。2023/07/29

hirokun

308
星3 夜間だけ開館する図書館。蔵書は、亡くなった作家の蔵書のみ。面白い設定の図書館で、文章も読みやすいのだが、最後の終わり方が中途半端というより、まだ描き足りなくて、上下巻の小説の上巻のみを読み終わった感じ。原田さんの作品は、そんなに読んでいるわけではないが、こんな感じの作品が多いのだろうか?2023/07/23

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