内容説明
“ひどく退屈な男”“我慢ならない男”前評判を覆す、すてきな人が現れた!
年老いた両親と暮らす22歳のセリーンは、ある日、父が密かに投資に失敗して家計が苦しいと気づいた。自宅の屋敷で宿泊業を営むことを思いついた彼女は、一日中働いて部屋を磨き上げ、夜は疲れきってベッドに突っ伏した。そんな努力の甲斐あって、仕事が軌道に乗り始めた頃、客の老紳士が突然、体調を崩して倒れてしまい、彼の甥で医師のオリヴァーが呼ばれることになった。老紳士の息子によると、オリヴァーは退屈で我慢ならない男だという。翌日、白髪交じりの魅力的なオリヴァーが高級車に乗って颯爽と現れた。噂と違って親切な彼に、セリーンは思わず胸をときめかせるが……。
■けして芳しいとは言えない前評判だったオリヴァーに対して、最初はそっけない態度をとってしまったセリーン。けれどもしだいに、彼の親切や大人の男性としての落ち着きに安心感を覚え……。うぶな彼女を翻弄するプロポーズなど、ドキドキさせられる名作です。。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
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再読。お嬢様のヒロインが父の借金から自宅である屋敷を守ろうと空き部屋を改装してB&Bとして営業し始め、長年勤める家政婦の賃金も捻出しようと奮闘する。宿泊客のハンサムな息子と引かれ合ううち彼の父が倒れ、医師である彼の横柄な従兄弟が現れる。従兄弟は2人の仲を訝しがり険悪な雰囲気に。しかしそれには当然の理由があった。傷心の彼女の気持ちを紛らわすため、オランダの病院で働くことを提案される。ヒロインの気持ちがやたらと揺らぐのがイライラした。どう見ても誠実なのはどちらの男性か一目瞭然だし、純情ぶるのもうんざりした。2024/03/02