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内容説明
「はりねずみのルーチカ」シリーズ13冊目は、フェリエの森に住む”精霊”たちの物語です。
フェリエの森には、不思議な精霊がいっぱい。
トマトやキュウリ、トウモロコシを豊かに育ててくれる”コーンメイデン”、
七つの色をあつめて、にじをつくる”メネフネ”、
強い毒をもつ”マンドレイク”、
演奏がうまくなる手助けをしてくれる”アーニ”……、
ルーチカと精霊たちの春夏秋冬の物語。
ノッコは、健康にいいハーブや、病気によくきく薬草をみわけることがとくいな森の妖精です。ノッコのつくるハーブティーや煎じ薬をのむと、とても元気になるともっぱらの評判です。
ノッコはルーチカと桃胡との話にむちゅうになっているあいだに、いつしか森のおくふかくへとわけいってしまい、気づいたときには、みおぼえのない場所まではいりこんでしまい、ぶきみな姿の精霊マンドレイクにであいます。
強い毒をもつマンドレイクは、「みんな、おれのことをみると、毒をこわがってあわててにげていくんだよ」と悲しそうに言います。
ノッコは「あんたは役ただずなんかじゃないわ。つかいかたしだいってことね」というと、
マンドレイクは、うれしそうな声をあげました。
※この13冊目から、カラー挿絵が入り、ますます楽しい物語になっています!
目次
瑠璃色のトウモロコシ
にじのねっこ
薬草の森
ココペリのたて笛
ピアノの夢
ブラウニー・ブラウニー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
19
新着チェックで予約。ルーチカシリーズ13(上下巻を5・6と数えるらしい)。今回は、フェリエの森に住む”精霊”たちの物語。伝説の精霊からのインスピレーションで生まれたようで、各話の最後には、精霊の紹介がある。さまざまな精霊とルーチカたちとを出会わせることで、とても素敵な話ができあがっている。さすが、かんのさん! そして、北見さんの絵が、その世界をますます素晴らしいものにしている。今巻からカラーの挿絵が入り、その見事さに、言葉を失う。ぜひ、この美しく、優しい世界を味わってほしい。2023/08/14
遠い日
6
シリーズ13。今回はこれまでと少し趣を異にして、一章ごとにフェリエの国のおなじみの面々が主人公となり、「精霊」たちと密かに遭遇していくお話。毎日の暮らしの中で、ほんの小さなことだけれどなんだかうまく繋がったなぁと思える日が自分にもあるけれど、この精霊たちのように、わたしをちゃんと見ていてくれる者たちのおかげなのかもしれないなぁとちょっと胸を押される。マンドレイクだけは以前興味を持って調べて見たことがあって、知っていました。その時はマンドラゴラで調べた記憶が……。ルーチカたちの暮らしを覗けて楽しかった。2023/08/16
septiembre
1
フェリエの国の住人が精霊によって不思議な体験をする。2023/09/10