願いがかなうふしぎな日記 夢に羽ばたく夏休み

著者名：本田有明

PHP研究所（2023/06発売）

• ISBN：9784569881188

内容説明

小学6年生になった光平は、クラスメイトの木の内さんや岩崎くん、山下くんに、幼虫から育てたカブトムシをあげようと考えていた。そして、苦手な鉄棒の技にも挑戦しようと決意する。去年の夏、「ぼくは泳げるようになった！」と日記に書いたら、ほんとうに泳げるようになった。実現したい目標を先に書き、そのあと練習を重ねることで目標を達成することができた。今年の夏も「山下君と日記を見せあった」「育てたカブトムシを友だちに分けてあげた」「『夜間飛行』を読み終え、読書感想文を書いた」などの目標を立てて努力すれば、かならず上手くいくはずと思っていた。小学校最後の夏休みに向けて動き始めた光平。ところが、カブトムシの幼虫の飼育に失敗するなど、上手くいかないことも多く……。失敗や挫折を経験しながらも、努力することの大切さを描いた一冊。「読書感想文におすすめの本」として好評の『願いがかなうふしぎな日記』、『願いがかなうふしぎな日記　光平の新たな挑戦』に続くシリーズ第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[☆よいこ]

児童書。井上光平の3回目の日記チャレンジ。光平は6年生の夏休みも、去年の夏と冬からの続きで「夢に向かって頑張る」ことにした。自分なりに1歩ずつ目標に向かって頑張る光平は、周りにもいい影響を及ぼす。カブトムシの飼育、鉄棒の練習、読書感想文と自由研究。思い通りにいかなかったり失敗もするけれど、へこたれない心と計画性で乗り越えていく▽良本

2023/08/07

[遠い日]

シリーズ３。光平は6年生になった。夏休みにはまた三度目の日記チャレンジに挑むことにした。夢はまだ明らかな形を成していないけれど、だんだん憧れが大きくなっていく自覚ができてきた。苦手な鉄棒の新しい技を２つ修得すること。これまでの経験値が光平に落ち着きとやる気をもたらしている。夢や願いを叶えるために、どうすればいいか？考える道筋ができている。6年生という集大成に自ら向かう光平は明らかに成長した。読書感想文にはあえてハードルの高い読書に挑戦し、力不足を痛感する。これこそが成長だ。次巻も楽しみ。

2025/08/26

[Rabbit Teacher]

「夜間飛行」みたいな難しい本でもやりきれたのがすごい。鉄棒を練習するのにやっぱり重力が弱いのがいいのかな？今回は6年生として学校を迎える公平はやっぱり日記を続けた。この後もやはり日記を続けるのかな？

2024/07/29

[sora]

小３

2025/06/01

[トラ]

高学年向け寄付の選書として。 願いがかなう日記シリーズの3弾らしいが、前作を読まなくてもわかりやすい。日記に書いたことが叶うストーリーが大人向けにもある内容だ。小学生ならではの純粋さや真面目さが優秀。紹介されてた山崎直子さんの本を読んでみたい。

2024/11/11