中公新書<br> 教養としての建築入門 見方、作り方、活かし方

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中公新書
教養としての建築入門 見方、作り方、活かし方

  • 著者名:坂牛卓【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 中央公論新社(2023/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121027641

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内容説明

電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。

美術館の意匠に感動し、憧れの旅館で心を癒す。名建築で過ごす時間はなぜ格別なのか。建築の見方と作り方を知れば、暮らしは快適になり、楽しみが増す。本書は、日本と西洋の建築史を一望し、観賞・設計・社会という三つのアプローチから建築を堪能する入門書。「機能」と「美」から分け入り、現代に至る建築の画期を読み解く。建築家の世界も惜しみなく紹介。あなたも建築通に。観光や街歩きの格好のガイドになる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

313
建築専攻以外の学生が受講する教養科目「建築入門」があるとすれば、まさにそれにぴったりのテキストおよび内容である。建築の歴史から始まり、機能、美、アナロジーとすすみ、設計の様々な方法を模索し、後段では社会性にまで及ぶ。著者自身の、相当に幅広い教養に裏打ちされた入門書。ただし、入門とはいうものの、けっして易しくはない。何故なら、読者の側にも広範な教養、少なくても知的好奇心が求められるからである。カントをはじめとした理念用語を理解しておく必要があるし、またファッションなど思いもかけないものとの関連を把握する⇒2025/06/13

trazom

121
自らも設計者である著者が、建築を、美学、工学、社会学の広い視点で俯瞰しながら思索を巡らせる。建築史の変遷や建築様式の紹介という表層的な部分だけではなく、建築としての本質的な問題が提起される:建築は自律的であるべきか他律的であるべきか、形態は機能に従うのか、形か色か、部分と全体の関係、建築の男女性、政治と建築、商品としての建築、建築に倫理は必要かなど…。古今の多くの建築論を踏まえながらの論考は非常に面白いが、それらすべてを深耕するには、新書の紙幅では限界があったかもしれない。2025/05/05

コットン

62
なっぱaauaさんのおすすめ本。建築に知識がなくても読めるのが良い。人間と建築、服と建築、料理と建築、音楽・アートと建築という切り口が面白い。浅く広くという感じがした。2024/08/18

まちゃ

61
「使用者・観賞者」の視点、建築を設計する「建築家」の視点、建築が存在する「社会」の視点という三つのアプローチから建築について論じた入門者。優れた建築は、工学、美学、社会学などの集大成であり、これは優れた製品やサービスにも当てはまるものだと思いました。建築について多面的な見方を知ることができる良書2024/02/27

なっぱaaua

50
建築物を観るのが好きだ。古いモノから現代アート的なものまで、どうやったらこの様に表現できるのだろうという事を感じたいのだ。ローマの時代から建築は「用・強・美」と言われ、今でもその原理原則は変わらない。凄いな建築。そもそも建築士の試験の超難しさは尋常じゃない。憧れでもある。その人たちが居なければ我々の生活が成り立たないのだ。筆者はアクアラインの風の塔を設計された方。我々素人にも建築のことを「見る・作る・社会に活きる」という観点で分かり易く解説してくれる良書。2024/08/15

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