内容説明
〈世界と向き合い、「つくる」ために〉
人類学とアートの刺激的な出会い。
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現代の人類学を牽引する思想家が随筆、批評、寓話、詩などさまざまな形式を駆使して、アート、建築、デザインを論じる。
火、樹木、山、飛行、地面、時間、石、絶滅、線、糸、言葉、手書き、頭字語、色……創造と想像を刺激する思考の集成。
訳者・奥野克巳による詳細な解説を付す。
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【目次】
◆序と謝辞
◆招待
森の話
■はじめに
■北カレリアのあるところで……
■真っ暗闇と炎の光
■樹木存在の影の中で
■Ta, Da, a, !
吐き、登り、舞い上がって、落ちる
■はじめに
■泡立った馬の唾液
■登山家の嘆き
■飛行について
■雪の音
地面に逃げ込む
■はじめに
■じゃんけん
■空へ(アド・コエルム)
■私たちは浮いているのか?
■シェルター
■時間をつぶす
地球の年齢
■はじめに
■幸運の諸元素
■ある石の一生
■桟橋
■絶滅について
■自己強化ための三つの短い寓話
線、折り目、糸
■はじめに
■風景の中の線
■チョークラインと影
■折り目
■糸を散歩させる
■文字線と打ち消し線
言葉への愛のために
■はじめに
■世界と出会うための言葉
■手書きを守るために
■投げ合いと言葉嫌い
■冷たい青い鋼鉄
◆またね
◆原注
◆訳者解説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かふ
19
人類学者が主に美術館の要請で書かれたブログ(内容はハイソな感じ)なのか、その時々の作品から感じたコトバ(文字化されない芸術としてのコトバ)に応えたものや、自然界の世界(「環境の知覚」と呼ぶ)への応答としてのエッセイを綴ったもの。哲学的思索で内容は難しいが生命讃歌にあふれているエッセイなのか。パラパラと拾い読み。2024/09/24
テツ
14
社会人類学者インゴルドのエッセイ。内側と外側との間に広がる絶望的な隔たりに気づきそれを常に意識して、真の意味では絶対に届かないやりとりを繰り返すこと『応答、しつづけること』によってのみ、自分自身の輪郭は明確になっていく。あたりまえなことなんだけれど、この世界に自分自身しか存在しなければ自分という存在を意識することはできない。自分以外の全てに対しての対峙の仕方がこの世界における自分の存在の本質となっていく。生の実感とかもきっとそこから生じるんだよな。良い本でした。2024/03/28
エジー@中小企業診断士
8
人類学、アート、建築、デザインなどの分野を取り上げており、随筆、アート批評、寓話、詩など多様な形式で綴られている。全ての生も知識も本質的に社会的なものであり社会的な生は一つの長い応答(コレスポンデンス)なのだ。全てが同時に応答し続けることのもつれ合った網であり互いに、その周囲に織り込まれている。応答はプロセスであり、開放系であり、対話的である。森に入り、樹木と対話し、海から陸へ、空へと弧を描き、再び地上に戻ってくる。元素の混ざり合う大地へ向かい、自然や本に至るまで線や糸を辿って手に言葉を取り戻したいと願う2025/03/30
sakanarui2
7
人類学者による、世界と出会い応答することについてのエッセイ集。心地よく優しい言葉で書かれているようで、わりと難解。わかったようでわからない。読みながら視界が開けていく気がするのだけど、指の間から言葉がこぼれ落ちていって、何を読んだのか憶えていられない。 ティム・インゴルドのことを知ったのはアートの文脈から。初めて読む著書がこれで良かったんだろうか。ちゃんと味わうのに私には何か足りないんじゃないかとぼんやり思った。また時間を置いて読んでみたい。2024/12/18
ヒラマサ
2
著者の、世界に「ついて」ではなく世界と「ともに」学ぶのだという提言を踏まえ、世界とともに学ぶ文化人類学的実践の象徴としての「応答」を期待して購入したのだが、アート批評を中心としたエッセイ。買ってしまったので読んだが、説教くさく感じてしまったし人類学的実践に生かせる感じはない。 これが流行として文化人類学の先端にあるような見方を文化人類学者たちはどう思っているのだろうか。2025/08/09
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