内容説明
『ハワイ・マレー沖海戦』は、特撮の神様・円谷英二による壮絶なスペクタクルシーンが大変な評判を呼び、まさしく日本特撮映画史上の「レジェンド」と呼ぶべき作品だが、その製作過程や撮影時のエピソードの中に、単なる伝聞に過ぎないものが流布している。本書の出現によって、曖昧模糊としたヴェールの向こうから本作品が真の姿を現すとき、人々は改めてその偉観に目を見張るに違いない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えぬ氏もわるよのぉ
2
プロパガンダに積極的に協力した東宝の黒歴史とかも書いてるが、やむを得なかった事情もあるから置いといて…。制作の逸話でなかば定説と化してるのも含めて多角的に検証してて興味深かった。僕が前から疑問に思っている物に空母のセットがある。海軍がろくに資料をくれなかったのでライフ誌の米空母の写真を参考に作ったら、試写で某宮様が「アメリカの空母だ」とイチャモンをつけたという。確かに架空の空母だが、日本の空母の特徴は捉えててアメリカの空母には見えない。本当にそんなことがあったのか、そこは残念ながら追求しきれてなかった。2020/07/19
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