内容説明
名作ミステリは原文も謎だらけ! 手ごわい英文を精読し、読解力をきたえる
「ミステリの女王」ことアガサ・クリスティや、「シャーロック・ホームズ」の生みの親、コナン・ドイル、さらには本格ミステリの巨匠エラリイ・クイーンの「かなり手ごわい」原文を取り上げ、英文読解のポイントを解説する。
対象としては高校生程度の知識があれば可能。また、翻訳のテクニックや作品のおもしろさに言及するコラムも設け、英文読解能力を鍛えつつ、ミステリファンにも新たな角度で作品を楽しんでもらえる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
135
受験生時代に読んだ英文解釈の参考本みたいだが、あれよりはずっと役に立つ。そんな勉強の合間(?)に読み耽ってしまったクイーンやクリスティーなど海外ミステリの原文を例示し、翻訳家が試行錯誤しながら最適な日本語を選んでいったのかがわかるのは実に楽しい。有名な『Yの悲劇』のblunt instrumentに関するくだりや『アクロイド』での自信満々なポワロの演説などは、自分をミステリにのめり込ませた文章はこんな原文だったのかと懐かしく思い出される。もしかして越前氏自身、似たような経験があって翻訳家の道に進んだのか。2024/10/05
みなみ
21
エラリイ・クイーンのYの悲劇、エジプト十字架の秘密、災厄の町やアガサ・クリスティのアクロイド殺し、パディントン発4時50分、コナン・ドイルの恐怖の谷について、六つの場面を英語で紹介し、文法のポイントやこぼれ話について紹介する新書。ネタバレ部分が含まれるけれど、きちんと注意喚起してくれているのがありがたい。2024/08/25
かめりあうさぎ
20
6作品の6シーンを抜粋して原文と設問&解答そして日本語訳を記載。各作品の序章にはあらすじ・概略があり合間合間にコラムもあり。原作未読の人も楽しめる様にネタバレありのシーンについては配慮がなされています。扱っている作品はミステリの古典ばかり『Yの悲劇』『エジプト十字架の秘密』『厄災の町』『アクロイド殺し』『パディントン発4時50分』『恐怖の谷』。翻訳ってだけで凄い大変なのに、それがミステリとなるとさらに配慮が必要なんだなーと思いました。2024/03/18
タッキー
12
最近英語に凝っていて、かつミステリー好きということで購入!クイーンやクリスティなど、本格ミステリーの部分部分の原文紹介しながら、どう訳すかを問いかける本。当然のことながら、ここで紹介されている原文は、いずれも手強かったです。最近ちょっと英語わかってきたかなと勝手に思っていたのが見事に打ち砕かれました。翻訳家ってすごいなぁと思わせられる一冊でした。2023/10/05
石橋陽子
11
久しぶりに英語に触れておこうと、書店で目新しいこの著書を購入。なんと、早川書房が新たに創刊したハヤカワ新書であり、記念すべき001 番だと読了後に気づく。エラリイクリーン、アガサ・クリスティ、コナン・ドイルの豪華3名の名作を扱う。ミステリなので表現が面白く夢中になる。1章の最後にはそのミステリのネタバレが書かれている為そこだけはスルーした。これらの作品を読んだら戻ってこようと思う。2023/09/20




