ハヤカワ新書<br> 名作ミステリで学ぶ英文読解

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ハヤカワ新書
名作ミステリで学ぶ英文読解

  • 著者名:越前敏弥【著】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 早川書房(2023/06発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784153400016

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内容説明

名作ミステリは原文も謎だらけ! 手ごわい英文を精読し、読解力をきたえる
「ミステリの女王」ことアガサ・クリスティや、「シャーロック・ホームズ」の生みの親、コナン・ドイル、さらには本格ミステリの巨匠エラリイ・クイーンの「かなり手ごわい」原文を取り上げ、英文読解のポイントを解説する。
対象としては高校生程度の知識があれば可能。また、翻訳のテクニックや作品のおもしろさに言及するコラムも設け、英文読解能力を鍛えつつ、ミステリファンにも新たな角度で作品を楽しんでもらえる一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

134
受験生時代に読んだ英文解釈の参考本みたいだが、あれよりはずっと役に立つ。そんな勉強の合間(?)に読み耽ってしまったクイーンやクリスティーなど海外ミステリの原文を例示し、翻訳家が試行錯誤しながら最適な日本語を選んでいったのかがわかるのは実に楽しい。有名な『Yの悲劇』のblunt instrumentに関するくだりや『アクロイド』での自信満々なポワロの演説などは、自分をミステリにのめり込ませた文章はこんな原文だったのかと懐かしく思い出される。もしかして越前氏自身、似たような経験があって翻訳家の道に進んだのか。2024/10/05

みなみ

21
エラリイ・クイーンのYの悲劇、エジプト十字架の秘密、災厄の町やアガサ・クリスティのアクロイド殺し、パディントン発4時50分、コナン・ドイルの恐怖の谷について、六つの場面を英語で紹介し、文法のポイントやこぼれ話について紹介する新書。ネタバレ部分が含まれるけれど、きちんと注意喚起してくれているのがありがたい。2024/08/25

かめりあうさぎ

20
6作品の6シーンを抜粋して原文と設問&解答そして日本語訳を記載。各作品の序章にはあらすじ・概略があり合間合間にコラムもあり。原作未読の人も楽しめる様にネタバレありのシーンについては配慮がなされています。扱っている作品はミステリの古典ばかり『Yの悲劇』『エジプト十字架の秘密』『厄災の町』『アクロイド殺し』『パディントン発4時50分』『恐怖の谷』。翻訳ってだけで凄い大変なのに、それがミステリとなるとさらに配慮が必要なんだなーと思いました。2024/03/18

タッキー

12
最近英語に凝っていて、かつミステリー好きということで購入!クイーンやクリスティなど、本格ミステリーの部分部分の原文紹介しながら、どう訳すかを問いかける本。当然のことながら、ここで紹介されている原文は、いずれも手強かったです。最近ちょっと英語わかってきたかなと勝手に思っていたのが見事に打ち砕かれました。翻訳家ってすごいなぁと思わせられる一冊でした。2023/10/05

Cinita

12
ミステリ翻訳の裏話が読めるぞと軽い気持ちで買ったら想像以上に「英文読解」寄りの内容だったのでしまった!と思いました。原文1パートにつき5〜6題の読解クイズが付される形式なのですが、目で行を辿るのも苦痛ってレベルで英文読めなくて自分でもびっくり😂 とはいえ原文総スルーで解説だけ読んでも充分面白かったです。一文を訳すだけでも、英語だけでなく日本語の語彙、地理や歴史など幅広い知識が必要で、ミステリにおいてはさらに手掛かりが手掛かりとして正しく成立するように訳す難しさがあるのだと、実例で知ることができてよかった。2023/08/05

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