ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 血塗られた一月

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ハヤカワ・ミステリ文庫
血塗られた一月

  • 著者名:アランパークス【著】/吉野弘人【訳】
  • 価格 ¥1,562(本体¥1,420)
  • 早川書房(2023/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151855016

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内容説明

アメリカ探偵作家クラブ賞受賞シリーズ、衝撃の第一作 1973年、グラスゴー。特別房の囚人が予言した少女射殺事件の捜査に挑む刑事ハリー・マッコイは、事件の裏の巨悪に触れるが……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

74
このトゲトゲしさはすごい。1973年のスコットランド・グラスゴー。暴力、薬、退廃的な街。人の命が平等でない世界で、事件の鍵を握る大物にどこまで迫れるのか、目がはなせない。…予告殺人が起こる。被害者少女は死亡、加害者少年は自殺、予告した囚人も殺された。事件を聞いていた刑事のマッコイは施設出身で現在もダーティー。加えて彼を取り巻く人物、父のような上司マレー、田舎町出身の新米刑事ワッティー、幼なじみのギャング・クーパー、なんとも深く魅力あるキャラクター。シリーズ1作目で早くもファン!12月まで読みたい。2023/07/07

M H

37
1973年、スコットランドのグラスゴーが舞台。刑事ハリー・マッコイは特別房の囚人から殺人の予告を聞かされ、ほどなくしてその現場に居合わせることに。陰惨な殺人、清濁併せ呑まずに生きられないマッコイのある意味矛盾したキャラクターがダークな物語を呼びこむ。いくつか指摘があるように、ショーン・ダフィシリーズを思わせるがもちろん初期の暗く、陰鬱なテイストだろう。個人的には最近のほうがかわいくていいな♫これは好みで。トーンを崩さなかった結末と次作以降の評価の高さで期待が膨らむ。2023/07/28

星落秋風五丈原

35
元妻はワルの幹部の愛人で、かつて子供を失ったことから疎遠に。マッコイは時々ヤクも決めて、ギャングの親玉とも繋がりを持っているが表向き善人を装う悪には屈しない。頼れる上司、とっぽい部下にはさまれた刑事が主人公で舞台はちょっと遡り70年代のアイルランドを舞台にした月シリーズ。2023/07/28

わたなべよしお

29
初読みでファンになった。ハリー・マッコイ・シリーズ。これから読み続けていく本になるだろう。2作目、3作目がさらに素晴らしいようなので、とても楽しみだ、2023/08/15

ハスゴン

28
気になるダークヒーローが誕生した!この感じならば12月分楽しめるのかな?2024/01/30

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