マリス・ヤンソンス - すべては音楽のために

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マリス・ヤンソンス - すべては音楽のために

  • ISBN:9784393936047

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内容説明

精緻な音楽づくりと温かい人柄で愛された巨匠の生涯。カラヤン、ムラヴィンスキーという東西の両巨匠に見出され、バイエルン放送響の首席指揮者として世を去るまでの軌跡。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コチ吉

7
コンセルトヘボウ管とバイエルン放響という世界最高峰のオケのシェフを同時に務めるなど、指揮者としてのキャリアは史上最高と言っても過言ではない。ただ、では代表作は何かと問われても私には答えられない。いわゆる玄人受けする指揮者で、スターという存在とは少し違う。これから少しずつディスクを聴いていこうと思う。著作翻訳とも好感の持てる文章で、ヤンソンスの謙虚な人柄そのままの内容だと感じた。2022/09/15

K

2
大好きな指揮者、ヤンソンスの伝記。読後の感動というか寂しさが自分でも意外…素晴らしい本だった…。一回で良いから生で聴きたかった。 音楽面だけでなく、首席指揮者として運営にも関わるのを大切にしてたことにすごく好感。2025/06/08

Toshiaki

0
惜しくも2019年に世を去ったラトビアの巨匠、マリス・ヤンソンスの評伝。その誠実さと情熱に裏打ちされた音楽づくりで世界の超一流のオーケストラから親愛と尊敬を集めた名指揮者の生涯を克明に描き出す。◾️特に、彼が首席指揮者としてその命尽きるまで16年間を共にしたバイエルン放送交響楽団との絆の深さ、強さには心を打たれずにはいられない。2024/02/24

NyanNyanShinji

0
ソ連の名指揮者を父に歌劇場のプリマドンナを母に持つというマリス・ヤンソンスの伝記。その血筋の良さに加えてムラヴィンスキーとカラヤンという20世紀の東西の両巨匠の薫陶を受けた彼はやがてオスロのオーケストラのシェフとなり、一流オーケストラに育て上げる。二十数年共に歩んだのちに、常設ホールの建設をめぐってオスロから去ることになる。その時のオスロとの闘いは、穏便なオーケストラビルダーとしての彼の別の熱い一面を感じた。その悔しさは後にバイエルン放送響のホール建設へと繋がって行く。ヤンソンスがさらに好きになった。2024/06/29

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