日本経済新聞出版<br> アジアの経済安全保障 新しいパワーゲームの構図

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日本経済新聞出版
アジアの経済安全保障 新しいパワーゲームの構図

  • 著者名:伊集院敦【編著】/日本経済研究センター【編著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 日経BP(2023/06発売)
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  • ISBN:9784296118281

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内容説明

【生き残りをかけた知恵の戦い】
米国主導「戦時」の半導体戦略、中国のデカップリング対応と軍民融合発展戦略、外交孤立の台湾の選択、メガFTA掛け持ちのASEAN、アジア・ゼロエミッション共同体構想――。本書は、東アジアの各国・地域のほか、西側陣営をリードする米国や「グローバルサウス(南半球を中心とした途上国)」の一角として発言力を強めるインドの動向を調査し、戦略物資の半導体をめぐる攻防や地域エネルギー安保の問題も分析。相手に対する脅威認識から始まる安全保障の措置が逆に相手の脅威となり、際限のない軍拡競争を招いてしまうことを「安全保障のジレンマ」という。経済安保の諸政策も取り組み自体が新たなリスクを生じさせるリスクがあり、地域におけるリスク軽減策についても検討した。分断を超えてどのような経済安保戦略を構築すべきかを問う。

目次

第1章 米国主導「戦時」の半導体戦略――半強制的サプライチェーン再編 太田泰彦
第2章 デカップリング対応を模索する中国――習近平政権の経済安保政策 真家陽一
第3章 中国における「軍民融合発展戦略」の展開――多用途先端技術と国防科学技術工業 土屋貴裕
第4章 中国のエコノミック・ステイトクラフト――経済の武器化と求められる対策 長谷川将規
第5章 外交孤立の台湾、危うい「シリコンの盾」 山田周平
第6章 ASEAN、米中の狭間で風見鶏――メガFTAは「掛け持ち」 富山 篤
第7章 インド経済外交の多元方程式――中国、パキスタン、ロシアそしてG20 山田剛
第8章 アジア・ゼロエミッション共同体の展望――脱炭素時代のエネルギー安保の課題 松尾博文
終章 分断を超えたアジア経済安保戦略の構築――「安保と経済の好循環」への課題 伊集院 敦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

4
米中対立の最近の動きまでフォローしている。確かに経済関係が緊密化すれば、お互いに必要とすることになる。それは安全保障につながるとの楽観論があった。しかし、ツキディディスの罠があった。経済安全保障は、明確な定義がない。その必要性については、常に問い続けなければならない。2023/10/11

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