ハーパーコリンズ・ジャパン<br> カリスマCEOから落ち武者になった男 カルロス・ゴーン事件の真相

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ハーパーコリンズ・ジャパン
カリスマCEOから落ち武者になった男 カルロス・ゴーン事件の真相

  • ISBN:9784596775061

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内容説明

合併、再編が相次ぐ大手自動車メーカー戦国時代――フォーチュン500の巨大グローバル企業2社を世界で初めて同時に率いた型破りな天才経営者。
彼はなぜ一夜にして、権力と栄光をすべて失ったのか?
カルロス・ゴーン事件とは、一体なんだったのか?

日産、ルノーの現・元幹部ら100名以上の関係者、逃亡後のゴーン本人への取材に加え、1000ページ超の未公開法律文書、監査報告書、取締役会議事録、メールや社内文書を徹底検証。ウォール・ストリート・ジャーナル東京/パリ支局の記者2人による、緊迫のノンフィクション!

組織マネジメント、企業統治(ガバナンス)、
いきすぎたグローバリズム、CEOの巨額報酬――
本書はビジネス界が直面する課題の格好の参考例であり、
ベストセラー小説顔負けの最高にスリリングな物語である。

レバノン人の少年ホスンは、明晰な頭脳と燃える野心を武器にパリに渡り、
超エリート難関校に進学した。やがて「ゴーン」と呼ばれるようになった彼は、
卒業後、タイヤメーカーの工場長からフランスを代表する自動車メーカーの重役へと、
瞬く間に出世の階段を駆けのぼった。
合併、統合、再編――グローバル化の波とともに訪れた大手自動車メーカー戦国時代、
日仏の「企業連合(アライアンス)」を率いるため遠い異国、日本へやってきたゴーンは、
倒産間際だった日産を奇跡の V 字回復に導き、スター経営者として時代の寵児となる。
数年後、彼はフォーチュン500 企業 2 社を同時に経営する世界初の CEO として、
キャリアの絶頂に昇りつめた。
金も名誉も権力も、すべてを手にしたと信じていた。
あの日、部下に裏切られたと知るまで、そして箱の中に隠れて、
生まれ故郷へと逃げ落ちるまでは……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

8
▼日産元社長カルロス・ゴーン氏の転落の物語。著者はウォール・ストリート・ジャーナルの記者2人。▼四代にわたる家族の歴史、ゴーン氏がエリート街道を突っ走ってきたこと、ミシュランへの就職、ルノーと日産の 2 社を同時に経営する世界初の CEOに…そして事件。著者はこれらの事を綿密に調査している。▼ゴーン氏の評伝としては、他の本とは内容の深さのレベルが違う。泉佐野のホテルで楽器用の箱に入り関西空港からトルコ、ベイルートに脱出した場面は、スリリングな小説のようだった。▼ゴーン事件の概要を知るには最適の一冊である。2024/06/26

takao

5
ふむ2024/06/04

TK39

4
WSJの記者によるカルロスゴーンの一代記。さすがWSJと言う感じです。 いつから彼の運命が変わっていったのか?ルノーのCEOになり、逆に追い込まれた感じでしょうか。ルノーが日産を支配していたわけでもなく、彼でもコントロールしきれなかった。 また、彼の報酬の大半は日産から。CEO、功労者への適正な報酬を算出するのは難しい課題です。周りが彼を日産に引き留めるために、彼の要望に応えた。 この事件が気になる人にはオススメです。 2023/06/25

Masayuki Shimura

3
【ゴーンの人生は、グローバル化とそこに眠るチャンス、そして行きすぎたグローバル化の結果をめぐる物語でもある】(文中より引用)・・・・・グローバルな視点から見たカルロス・ゴーンの評伝として間違いなく一級品。ファミリー・ヒストリーから解き明かしていくのですが、ブラジルのアマゾンで一旗上げたくだりの説明がとても興味深かったです。カルロス・ゴーンの生き様そのものにグローバル化の体現を読み取ったところがお見事。2023/07/03

nishi

1
外国人が好きな人はいないが、多様性をうまく利用できる者こそが今世紀の勝者になる2023/11/24

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