ＮＨＫ出版新書 大人のための「中学受験算数」 問題解決力を最速で身につける

著者名：永野裕之

ＮＨＫ出版（2023/06発売）

• ISBN：9784140887011

内容説明

難関中学の入試問題で、予測困難な時代を生き抜く10の発想を磨く！

情報を視覚化する、虫の目と鳥の目で見る、差や比を考える……数学的着眼点を養えば、経験したことのない問題に対して最適な解決法を見つけられる。文系・理系を問わず、必要不可欠な数学の力を、「解く喜び」を感じながら獲得できる画期的な一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[coldsurgeon]

算数と数学との狭間に、中学受験算数があると思う。算数の能力は生活能力、数学の力は問題解決能力だという。そう数学は、未知の問題に対する解決能力を磨くものだ。受験算数に取り組むことにより、数学的センスが磨かれ、数学も問題の解決法は、大人では日常的な課題の解決までつなげることが出来るそうだ。そんな課題に立ち止まることはあっても、立ち往生とならない手段のひとつとして、中学受験数学を見ることは可能かもしれない。

2024/05/09

[リットン]

これ小学生が解くのか。。どれも良い問題だと思うけど、今の自分でも解けんわ。。良問だけに、これを潜っていない地方の公立育ちはノーチャンスなのではと思うけど、実際東大をみたりする分にはそういうわけではない（割合で言えば偏りは大きいが）のを思うと、実際合格する小学生でも解けない問題の方が多いんじゃないのかとは正直思うが。。まぁ、自分がもし親になって子供が中学受験をすることになったら、こういう難しい問題に取り組んでることを理解して、一緒に考えて楽しむくらいのスタンスでやれたらいいなぁ。

2023/07/30

[monado]

例題はかなり躓いたが、そこでの知識を活かすことで問題は（大人のゴリ押しを使いつつ）ほぼ解くことができた。ただ最後の開成の問題はまったく歯がたたず。個人的には解説含め、よくできた数学パズルとして楽しめたが、本書の主題である中学入試問題で問題解決能力が鍛えられるは疑問。基本的な中高の数学ができる方が役に立つだろう。

2023/07/09

[それでいいのよ]

算数・数学にはコンプレックスさえある。少しでも理解できないかとこの本を取った。算数の力は生活能力、数学の力は問題解決能力。既知の問題ではなく、未知の問題に対する解決能力を磨くのに最適。既知の問題は算数的にドリルのように反復練習して身に付けるから。以下の発想を使う①逆を考える②情報や図(視覚化)③差や比(相対化)④思考実験(具体化)⑤法則発見(抽象化)⑥解析と俯瞰⑦周期生利用⑧対象性利用⑨言い換え⑩評価する。大人は人生経験を利用し数学の問題解決法を仕事や生活の問題解決(ライフハック)にまで拡げられる

2024/01/17

[Nozaki Shinichiro]

中学受験の沼に片足突っ込みつつありますが、、、その前にチラ見。問題の前提がこれより上のよりもシンプルで脳トレとして良いものとのこと。こんなのを今時の小学生は解けるようになるの!?という驚きと、エッセンスは確かに面白いなという気持ちとがあり、だらしない脳みそをちょっと奮い立たせたほうがいいかもな〜と感じました。

2025/03/30