小説・日本の長い一日 - 元総理が一発の銃弾に倒れた!

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小説・日本の長い一日 - 元総理が一発の銃弾に倒れた!

  • 著者名:本郷矢吹
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • ARTNEXT(2023/06発売)
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  • ISBN:9784910825106

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内容説明

さまざまなメデイアが注目。鈴木エイト氏推薦!ビジネスマン必読の1冊!
激動の世界情勢のなかで、元首相狙撃事件から
日本はどう変わったのか? 2022年7月8日、元総理が銃弾に倒れた。この事件に関する報道は被疑者の人物像ではなく、旧統一教会という宗教団体に向けられた。国葬の是非にもなった元総理狙撃暗殺事件。それだけの重大事件でありながら、国民に対する情報発信は極めて少ない。
この事件が起きた時、その裏ではどのようなことが起き、どのようなに動いていたのか。警察庁での勤務経験もある元県警警部が、公安警察での経験を基にして書き上げた「非現実の中に現実を織り込んだ」小説。そこには、フィクション作品という最大限の利点を活かした「限界突破」を覚悟した内容まで書き込んでいる。
事件の背後に陰謀は存在するのか。元総理が殺害され、どのような影響が生じたのか。本企画は、要人狙撃事件により翻弄される関係者と、それに伴う政治及び現在の激変する国際関係を描こうとした野心作である。
●ストーリー
 元総理が息子洋介の選挙応援演説中に群馬県高崎市内で狙撃されて死亡する。被疑者は元陸上自衛官でこの人物を山田は2週間ほど前から知っていた。山田は警察庁外事課長で、防衛省情報課長の井上から被疑者である石田悠人の出入国確認を依頼されたためだった。
井上の話によれば、石田はアメリカで射撃の訓練をしていたが、それにアメリカの組織が関係しているという。2人は真相を探ろうとするが、井上が在日米軍幹部から手を引くように指示される。2人は圧力に対抗するすべもないため、これに従ったが・・・

著/本郷矢吹
著者プロフィール 高校卒業後、某県警察に拝命。警察本部で刑事部に籍を置くが、韓国語が堪能であることから公安部門へ異動。その後、韓半島を中心とした周辺国の情報を担当。その間、国内外の情報機関の担当者と交流を持ち、国際情勢に幅広く精通する。

目次

[一幕] 第1章 銃声                                                                                        第2章 午後5時21分                                                                        第3章 違和感                                                                                       第4章 CIAの影                                                                                    第5章 「禍」中の栗                                                                         第6章 衝撃の結末                                                                             [2幕] 第7章 始動                                                                                   第8章 二重スパイ疑惑                                                                          第9章 止まない尾行と接触、そして反撃                                                                      第10章 第三の男                                                                         第11章 最後に得たもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

103
警察官僚が元首相暗殺事件を契機に同志を集め、日本版CIA設立のため尽力する十年間のドラマ。事実とフィクションが渾然一体となった物語ではあるが、現実の情報戦など知らないスパイ小説愛読者ですら「あり得ない」と思えてしまう部分が多すぎた。主人公と仲間の間で一度も意見の対立が起こらず、日本に強力な情報機関設立を望まない中ロ朝韓の妨害工作が一切描かれず、日本が事実上の属国であり続けてほしいアメリカが日本版CIAを実質的に支配しようとする姿もなかった。あまりに日本側に都合の良すぎる話ばかり描かれて、逆に白けてしまう。2023/08/04

ゆのん

68
応援演説中の元総理が狙撃される。現場はパニック、情報は錯綜、加熱する報道。事件の裏の真相を見極めようとする官僚2人は日本は情報を見極め、得る事において諸外国からかなりの遅れをとっている事から新たな情報機関設立を目指して立ち上がる。政治の知識に乏しいので難しい部分も多々あったものの、緊迫した場面などは面白かった。世の中は情報で溢れているが、その情報が何を狙ったものなのか、情報にただ踊らされていないかを見極めるのは非常に難しい。簡単に情報を入手出来てしまう現代で『自身で考える』事の重要性を教えられた。2023/04/29

asa.com

39
息子の選挙応援演説中の元首相が射殺された。犯人は元陸上自衛官。日本の長い一日が始まる・・・かと思いきや、想像していた内容と少し違った。メインはこの事件に関して国内外の様々な情報交換をする防衛相情報課と警察庁外事課の二人。そこから日本にも集約された情報機関が必要だという話になり、様々なメンバーで立ち上げた計画を形にしていく10年以上に渡る物語だった。ちょっと長すぎたかなぁ。2023/06/24

Mc6ρ助

20
『私も新聞やテレビの話を何も考えずに受け入れていましたけど、 ・・事件をきっかけに自分で考えるようになりました。(p346)』#NetGalleyJP 鈴木エイトさん推薦だなんて帯に煽られて読んでしまったが、これはチョットチョット残念な小説だったね。元首相の暗殺に託けてインテリジェンスが大事と言いたいと受け取れるが、ここで筆者の価値観にもの申したところでしょうがない。とはいえ今回の統一地方選の結果が歯痒くて仕方がない爺さまはもう間に合わない、既に遅いのかと呻吟する、いや、老兵は消えゆくのみなのか。2023/04/30

昼夜

13
ニュースの一報を見たとき、昔やってた「SP」っていうドラマと映画、それにケネディ暗殺犯とされるオズワルドを思い出した。日本の警察は政府はどう結論を出すのかも注目だけど、それよりも容疑者を擁護する人たちの動きの方がちょっと気持ち悪く見えてきたな。2023/05/07

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