角川書店単行本<br> 戸張と御子柴 孤島の夜の黄泉還り

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角川書店単行本
戸張と御子柴 孤島の夜の黄泉還り

  • 著者名:蒼月海里【著者】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • KADOKAWA(2023/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041135174

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内容説明

幻想小説家の戸張尚也は、行き詰まっていた。
新作の売れ行きが芳しくなく、出版社で対策を考えていると、
大人気動画配信者の御子柴ユウから声をかけられる。
彼は配信している心霊スポット検証動画が大人気で、
書籍化の打合せをしていたらしい。
戸張の最新作が気に入ったので、次の動画のロケに
一緒に行かないかと御子柴に誘われ、戸張は迷う。
しかし、動画で新刊を紹介してくれるという言葉につられ、
満月の夜、死者が蘇るという伝説がある無人島
「根ノ島」に行くことになり……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっちゃん

43
新刊の売れ行きがイマイチの幻想小説家・戸張尚也は、登録者100万人超えの心霊スポット検証動画の配信者・御子柴ユウと知り合い、動画での新刊紹介と引き換えに動画のロケに同行することになる。行き先は「根ノ島」という無人島。そこは満月の夜、死者が蘇ると言われ「オヤドリ様」という神様が祀られていたが…。/死者と幽霊の違いや概念など興味深い考察は好み。島の謎もホラーで気持ち悪くて面白いけど、後半駆け足だったのが少々勿体なかったかな。二人はいいコンビだし続編出たらまた読みたい。次は編集者の飯田さんも同行して欲しいな。2023/12/11

のりすけ

21
作家(売れてない)とYouTubar(大人気)の二人が、死者が帰ってくるという島にツアーで行ったら…と言う民族系?伝承系?ホラー。全く怖くは無いし何なら出てくるアレも「いややなー」とは思うけど生理的嫌悪感をもたらすようなものじゃない。何なら映画の『クズゾンビ』の方が「うわぁ」だった。二人のバディの掛け合いが面白く、するする読めちゃった。続編は出ないのかしらん。2024/03/29

ミャロ

11
幻想怪奇な物語。事件を解決したり現象を解明するのとは違い、不思議なものは不思議のままにし流れるように物語が終わった。2023/07/30

イカまりこ

9
楽しかった~。売れない幻想小説家と人気の心霊検証系YouTuberのバディもの。最後の30ページくらいでも、どうやって終わるんだろうってハラハラできた。死者に会える島に集うツアー客だけど、それぞれ参加の目的が違って、島の伝説に巻き込まれていくのが単純じゃない筋道になってた。死生観について考えさせられる。思い出から生み出される死者とどう向き合うか。常に生きてる者の都合で考えようってのが私のスタンス。戸張が言う、もういなくなった相手に自分の裁きを求めてはいけないってセリフがいい。良いバディが誕生した!2024/02/03

san0604

8
陰キャ中年?の戸張と陽キャ青年の御子柴 なかなかいい2人組でした。おやどり様の正体には 「え そう来る?」とは思ったけど 楽しく読めたかな。シリーズ化するのかな?楽しく読めました。2023/11/09

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