内容説明
2020年11月に発売した『安彦良和 マイ・バック・ページズ』の最後で「企画中」という形で示唆されていた監督作『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(2022年6月3日公開)。そのすべてを監督・安彦良和が語りおろす――。
「アムロが言っていることは正解なんです。ドアンに戦争の匂いがある限り、また違う敵が来るかもしれない。別の災難が降りかかるかもしれない。だからと言って、武器を捨てていいのかというクエスチョンは残ってもいいけど、その答えは、はっきりしていると思うんですよ」
(安彦良和/本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei-zu
16
コロナ禍ではあったが、スタッフの信頼関係に基づく連携が作業を円滑にしたとのこと。大ベテラン(というか「伝説」)である安彦監督がどのようにスタッフに仕事を任せていくか、それをスタッフはどのように受け止めたかは、読んで胸が熱くなるものがあります。「ククルス・ドアン」の映画自体は、私に向いた作品ではなかったのだけれど。2025/02/22
Bo-he-mian
14
安彦良和さんが映画としてリメイクしたガンダムの『ククルス・ドアンの島』に焦点を絞った、安彦さんやスタッフの証言集。作品自体は、テレビシリーズのいちエピソードを引き伸ばした感じで、映画を観たという印象があまりなかったのが正直な感想だったが、安彦さんがこれを作ろうとした動機や、観ただけでは未消化に感じた部分を補足するようなインタビューになっていて、理解を深める事ができた。特に、アムロがガンダムでジオン兵を踏み潰すシーンは不快感があったが、安彦さんなりの見解が語られていた。それで完全に納得はしないけど(笑)。2024/04/25
尿酸値高杉晋作
4
劇場で三度観て、Blu-rayソフトも購入した「ククルス・ドアンの島」を改めて観たくなった。 安彦監督! もう一丁お願いします。 願わくば、逆種のシャアを安彦キャラで!!2025/05/22
jojoemon
3
まさかの映画化だったククルスドアンの安彦氏とその仲間達のインタビュー本。全員が前向きでこの作品にかけている意気込みを感じさせてくれて、読んでいて気持ち良い。鑑賞時に感じた疑問も安彦氏の言葉で納得。これが最後のアニメ作品になるのはさみしいので、何とか改めてTHE ORIGINのアニメ化実現してくれる事を願います。2025/02/15
Myrmidon
1
安彦良和氏を中心とした、映画『ククルス・ドアンの島』のスタッフ・インタビュー集。個人的には映画は大満足の出来だったので、演出意図や映画の裏話も語られるのはありがたい。ガンダムはじめモビルスーツが非常に「キャラクター」的というか、妙に人間臭い描写をしていたのは観た時も分かったし、特にクライマックスでのガンダムの登場シーンとかは「任侠映画」というのも納得の「見得」の切り方だったと思う。2024/08/13
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