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内容説明
絵を描くことが好きで没頭しすぎてしまい学校で孤立していた海誓。
どこにも居場所がない彼は母のすすめで夏の間祖母のいる田舎へ行くことに。
そこで出会ったのは自身を宇宙人と名乗る少年、アキラだった――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ文学
6
詩的で幻想的なすごく雰囲気のある作品。海誓(みちか)は絵を描いているとその世界に没入してしまいクラスに馴染めず不登校になってしまう。夏休みに田舎の祖母の家に行き、冥王星の王子を名乗るアキラや不登校のギャル紀子と知り合って、初めて本当の友だちを見つけた気持ちになる。アキラと海誓が、絵の中の世界で遊ぶ姿は、海誓にとって本当に心を許せる世界なんだな～とほっこりした。ただ、新学期に不登校の海誓に気を遣ってくれた先生や友だちに不信感を抱き、再びアキラや紀子のもとへ戻るのは、評価がわかれそうな気がする。2023/06/10
たけのこ
1
あ、これ１冊で完結ですか。絵が大好きな少年のもとに現れたのは冥王星人をなのる少年だった。田舎の駄菓子屋を舞台になんとも不思議な感覚の交友がはじまっていきます。そんな不思議な交流を通して自分を見つめなおすお話。もうちょっと読みたかったですね。2023/07/05
