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内容説明
DX(デジタルトランスフォーメーション)で失敗している企業は多い。DXに取り組むよう会社から言われたものの、どうしたらいいのか悩んでいたり、取り組みを始めたがうまくいくのか自信がないという人もたくさんいるだろう。
筆者はIT関連の開発に長年携わっており、「失敗学」にも多くの経験を持つ。そこから生み出した失敗の真因を究明するためのツール「ITプロジェクト版失敗原因マンダラ図」を編み出した。
本書ではこのマンダラ図を使って過去のDXプロジェクトの失敗事例を分析し、真因を追究している。取り上げるのは7pay、ドコモ口座、LINE Bank、三菱UFJフィナンシャル・グループのGO-NETなど10事例を分析する。プロジェクトを途中で振り返って失敗を未然に防ぐためのチェックシートの使い方についても解説する。
目次
序章 DXプロジェクトの大部分は失敗している
1 DXの構造
2 DXが進まない原因
3 自社のDXの取り組みをチェックしてみよう
4 DXを進めている企業の失敗原因
第1章 失敗から学ぶための原因究明の方法
1 原因究明は犯人捜しとは違う
2 原因究明の習慣がない
3 報告書を見た上司が困惑
4 人間は注目した箇所だけ認知する
5 人間は3年たつと忘れる
6 プロジェクトの半数は「失敗」
7 「失敗データベース」の落とし穴
8 失敗につながる未知の要因は5%
9 なぜなぜ分析や特性要因図の課題
10 失敗の原因を構成する要素を一覧可能に ほか
第2章 DXを失敗させる「10の真因」
ケース1 顧客拡大を狙ってセキュリティーレベルを下げたことで招いた失敗
ケース2 要望を柔軟に取り入れすぎたことで招いた失敗
ケース3 パンデミックなどの経済変化を軽視したことで招いた失敗 ほか
第3章 失敗しないDX組織にする方法
1 公開情報からみたDXの主な失敗原因
2 失敗学から考察するDXの失敗原因
3 DX特有の事象はあるのか
4 <失敗原因予測シート>の利用方法
5 DXに必要な知識の習得に向けて
6 失敗しないDX組織にする方法
感想・レビュー
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じゅんぺい
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