内容説明
私はようやく、ママのことを話せる自分になった――
見ないようにしてきた傷の数々
自分を大切にする、その本当の意味
無理に許そうとしない
吉川ひなの、再生の告白
子供時代に負った心の傷、母との複雑な関係を経て、自身が3人の母親になるまで
過去との向き合い方。 自分を大切にする、その本当の意味とは?
無理に相手を許そうとしなくていい。
――吉川ひなの、初の告白 渾身の書き下ろし
目次
第1章 ママとわたし
告白
許すの許さないのどっちなの 愛してたの愛してなかったのどっちなの
インナーチャイルド
すっごい泣いた夜
宗教二世
第2章 母親になったわたし
子育て
流産
心配より信頼
水中出産
3人育児
第3章 わたしのままを受け入れる
許し
自分を大切にするということ
一人で眠れるようになりました
わたしの役目
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
菫子
14
自分のことばで一生けんめい考えて綴られているのがわかる。文章は読みづらいけど、それがかえって好印象。毒親や、宗教2世など、生きづらさを抱えて、それでも前向きに生きようとしている姿に感動しました。がんばって幸せになってほしい。2023/06/13
miruru
7
昔は「お人形みたいな美人だけどちょっとおバカさん」イメージのあった著者だったが、読了し一気に印象変わった。なんというかすごくステキな女性であり母親になったなと。 「毒親」…少しタイプは違えどめっちゃ共感。「うちだけじゃなかった」という安心部分もあり、後半読み進めるにつれて著者に対してリスペクトの気持ちが生まれてきた。そして癒された。育った環境は似てはないけど共感できる気持ちが多く、こうして発信してくれて救われた気分。母娘関係に悩まれたことのある方はぜひ読んでいただきたい。2023/09/06
あーるぐれい
6
友人に勧められて。吉川ひなのさん、こんなに丁寧に暮らし、子ども3人を愛情深く育てていらっしゃったとは。お母さんからの、殆ど虐待に近い仕打ちを受けながら、自身でその連鎖を断ち切ろうとする。自分がして欲しかった全てを我が子にしてあげる。なんて強い母だろうと思いました。子育ては、ただ育てるだけでも本当に大変なのに、自分の理想をきちんと反映させたり、細やかな気配りを徹底したり、日々の努力を怠らないんだろうなと思う。尊敬する。そして最後はお母さんへの複雑で深い想いが溢れていてちょっと泣けてきた。2023/11/07
nyaaaaaa
4
最後の言葉で泣いちゃった この本を書いてくれてありがとうひなのちゃん2023/09/22
桜花66
3
いわゆる毒親被害の一人であるが、ひなのさんはお母さんを好きだと言う。幼い頃は虐待だったにも関わらず。何て寛大なのだろうと思った。そして3人の我が子を愛している様が書かれてある。親にやられた事は我が子にはしない、負の連鎖を断ち切った。なんて強い人だろうと思った。母は強しを地で行く。今でもひなのさんのインナーチャイルドは癒えていない。なのにお母さんへの愛をこの本に書いている。今度生まれてくるなら私の娘になってきてよ、私が愛で満たしてあげると言うくだりに感動した。同じ毒親被害の者として、大変為になる本。2024/02/02