内容説明
長崎屋から妖が消えた! 最初は噺家の場久、次は火幻医師。彼らを探すため、影内に紛れ込んだ病弱若だんなは、すべて西から来た妖・以津真天の仕業だと知る。大事な友を救うため、果敢に悪夢に飛び込んだ若だんなだが、目覚めた先はなんと五年後の江戸。鍵を握るのは、以津真天なのか、それとももっと大きな力なのか……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
149
タイムスリップものは苦手(汗)でも、久しぶりのしゃばけシリーズ長編を面白く楽しく読んだ。もっと仁吉や佐助の登場をお願いしたい私だが(笑)いつまで・・以津真天が皆に受け入れられるよね、きっと。それにしても長いシリーズになっちゃったなぁ。2023/08/09
雅
91
若旦那が5年後へタイムスリップ。そこでは長崎屋が苦境に立たされている。妖達との賑やかな展開にほっこりしながらも、思いを素直に出す大切さを教えてもらえました。2024/03/06
はにこ
90
西から来た以津真天の嫉妬のせいで5年後にタイムスリップした若だんなと場久と火幻。商いが傾いていて若だんなが居なくなっている5年後を救うために妖たちが奔走。禰々子や坂東太郎も大活躍だったね。修正された5年後はハッピーになってるかな。於りんちゃんと結婚できていたら良いな。2023/10/26
真理そら
83
夏はしゃばけ!!若旦那が5年後にタイムスリップ、その5年間「長崎屋」の人たちにとっては行方不明の若旦那。そして5年後の長崎屋の経営状況は悪く広徳寺への寄進もままならない程だ。以前登場した「こわい」と同じように不気味な妖「いつまで」登場。いつも頼もしい兄や達がいっぱい泣くのが珍しくて感動的かも?2023/07/21
Nyah
58
噺家の場久、火幻医師が長崎屋から消えた。若だんなは彼らを探そうとして、気づくと五年後の江戸。そこでは五年前から若だんなが行方不明で、両親も妖達も商売より探索に力を入れ、長崎屋は悪どい商売敵に顧客を奪われ大分マズい感じに。若だんなはこのまま五年後に生きるのか、元の世界に帰るのか。‥やっぱり帰るよね。於りんちゃんの成長した姿も見られたし。若だんなはかなり無茶をしたけど、何とか無事。また続きを待ってます😊。2023/11/04