中公文庫<br> 知的機動力の本質 アメリカ海兵隊の組織論的研究

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中公文庫
知的機動力の本質 アメリカ海兵隊の組織論的研究

  • 著者名:野中郁次郎【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2023/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122073074

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内容説明

最強の軍事組織アメリカ海兵隊の核心を解明し、日本的経営の創造の方位を示す。旧日本軍の敗因を分析した共同研究『失敗の本質』、ロングセラー『アメリカ海兵隊』の姉妹篇にして組織論研究の決定版。
著者からのメッセージ――「アメリカ海兵隊が体現している『知的機動力』こそが21世紀の『知識社会』でイノベーションによって知識と価値を創造し続ける組織に必須の能力だ、と私は信じている。日本企業は、日本的組織の強みと弱みを自覚しながら、最強の軍事組織であるアメリカ海兵隊に学んで、21世紀の日本的経営を創り出してほしい」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風尾 発三郎

1
組織の柔軟性、目的から変えていく。常に選択肢を持つ。 戦える組織とは、目的の元に心安まるチームという……戦う組織の中に平和があるという不思議。 「知覧の英霊」を読んだ後に手に取ったので、ちと複雑な気持ちになった。2023/08/18

kentake

1
アメリカ海兵隊は、海軍の一組織として設立された経緯はあるものの、日本との太平洋戦争を契機に、今日では世界で唯一の陸・海・空を統合した攻撃部隊として陸海空3軍とは独立した存在感を示している。 海兵隊には、戦場における意思決定や行動について、独特の行動様式が定着している。海兵隊の指揮官は戦闘の目的と理由は説明するが、方法は部下に任せるという。このようなトップダウンとボトムアップの両立により、組織全体の知識が暗黙的に統合され、新たな意味が生まれ、戦場という不確定要素の高い場でも成果を上げることが可能になる。 2023/05/22

にじー

0
組織論として、変化の激しい時代に必要。自律型で自己革新的なところは戦争以外の分野でも十分に参考になる。基礎訓練、全員がライフルマン、形式知などに触れられて、最終的に暗黙的コミュニケーションが秘訣というのが興味深い。 後半に収録された海兵隊の哲学『ウォーファイティング』日本語訳も興味深く読んだ。『孫子』を引用したり、宮本武蔵『五輪書』の影響を示唆されているが、個人的には忍者学を連想した。2023/11/11

Simo

0
32023/03/10

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