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内容説明
「心にしみこむ話がたくさん載っています。読まなきゃ損です」養老孟司氏、推薦! 人間関係について、悲しみについて、成功について、人生について――。本書では、臨床心理学の第一人者による、幸せに生きるための60のヒントを紹介。ちょっと見方を変えることによって、幸福が身近になることを説いた、生き方エッセイ。幸せについての珠玉のエピソードが満載の1冊です。 (主な内容)●「なぜ、私だけが不幸なのか」という問いは、個性発見への切り口を提供している。神から与えられた不平等と、人間の平等への努力がぶち当たって、散った火花のなかに、その人だけと言える個性が輝くのではないだろうか。 ●幸福の絶頂にあるようなときでも、それに対して深い悲しみ、という支えがなかったら、それは浅薄なものになってしまう。etc. 「深く考えはじめると難しくなるが、ちょっと眼鏡をかけ変えることによって、異なるものが見えるように、少し見方を変えることによって、幸福が身近になる、ということがありそうである」(本書「はじめに」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
44
読み友さんの感想を読んで。なんてさわやかなんだろう。日本の形式を理解している人が、柔軟なそよ風のような雰囲気をまとわれている…そんな感じ。自分の意見はあるけれど、他の意見を聞き入れ、学ぶ余裕がある。うん、私そういう人を魅力的だと思うのかも。「幸せに生きたい」は、彼のような温かな自信を持つ人から助言されたら受け入れやすいのかもしれません。人生での様々な出会いがあって、自分がいる。著者の言うことは当たり前のことなんだけど、こういうこと言ってくれる人って少ない気がします。よい驚きでした、出会えて良かった!2024/01/18
33 kouch
36
「幸福」を物語の潜在意識から読みとる。ひとつの物語も表層意識でも色んな読者感想があるのに、潜在意識を絡めるともっと面白い解釈が出来る。まさに読書メーターのB面。最後の「音のない音」はとても感動した。音がないときがあって音色が映える。音のない音に耳を傾けることこそが現代では大切。幸福は深い悲しみに支えられて真の幸福。「おそらく大切なのはそんな悲しみの方なんだろう」という終わり方が意味深い。2025/02/13
rigmarole
20
印象度B+。彼の本を読む度に、幸福になる考え方あるいは幸福であると感じる感じ方と、不幸になる考え方あるいは不幸であると感じる感じ方があるのだと思われてきます。そして幸福になる考え方とは、ある特定の事に囚われない、柔軟で視野の広いものの捉え方にある、ということが分かってきます。しかしそれにしても、「なぜ私だけが不幸なのか」と思う、その「私だけが」というのは個性発見への切り口とは、かなり強引な発想のように思われますが如何? それと最後の、幸福の厚みには悲しみという支えがなければならないというのは示唆的です。2024/01/09
らる
6
子供の幸福…というとき、親は自分自身の幸福を追っていないか?/常識を「絶対的真理」でなく、常識として身に着ける→自分も他人も不必要に傷つけることなく、新しい変化にも対応できる/満ち足りる=何かを手に入れる…ではない。むしろ、何も持っていない者こそ満ち足りている/なぜ私だけが不幸なのか…と言ったとき、この「私だけ」は個性発見の切り口を提供してくれる/人生学の実験とは、自分自身の人生そのもの。生きていくことそのものが理論づくりであり、実験による検証。すべての人は人生学の研究者である2023/05/30
Shohei I
5
人間関係、悲しみ、成功、人生。様々な切り口で幸福についてつづったエッセイ。 幸福は悲しみで支えられているというのが印象的でした。裏に悲しみを抱えていたり経験していたりするからこそ、幸福は浅薄なものにならず厚みが出るとのこと。幸せそうな人を見るとうらやましい気持ちになります。でもその幸せの裏には、何かつらいことや悲しいことがあったのかもしれない。だからこそ、幸せな瞬間をより強く感じられるのかもしれません。つらいことはイヤだ、幸せだけがあればいいと思いますが、幸せだけではきっと物足りないんでしょう。2025/01/16
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