日本と世界の架け橋になった30の秘話

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日本と世界の架け橋になった30の秘話

  • 著者名:渡邊毅
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2023/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569903231

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内容説明

世界中の多くの人たちが平和な世界を希求しているものの、戦争のない世界はいまだに実現していない。とりわけウクライナ戦争は終わりが見えず、戦後最大のグローバル・リスクになっている。同時代に生き、平和を愛する私たちが、国と国、そこに生きた人と人との間に「友好」の歴史があったこと、そしてその「友好」が今日でも続いていることをきちんと知っておくことは、大切なことであろう。日本人はこれまで、多くの外国人を助けてきたし、その一方で、日本人自体も多くの外国人に助けられてきた。本書は、そうした日本と世界の架け橋になった人たちのエピソードをまとめたものである。トルコを親日国家にした山田寅次郎、六千人のユダヤ人を救った杉原千畝、アフガニスタンに用水路を建設した中村哲、明治憲法制定の恩人ローレンツ・フォン・シュタイン、ポトマック湖畔に桜を咲かせたエリザ・R・シドモアなど、幅広く所収している。コルスンスキー・セルギー駐日ウクライナ特命全権大使が推薦している文庫書き下ろし作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

107
杉原千畝氏や中村哲氏は有名だが、同じように素晴らしい日本人のことを知らなかった自分が恥ずかしく思えてくる。韓国孤児の母・田内千鶴子さん、38度線のマリア・望月カズさん、ブータン農業の父・西岡京治さん…。ただ、こういう物語を、徒な「日本礼賛論」にするのは避けたいものだ。本書でも、インドネシアやタイでの日本軍の善政を評価する記述もあるが、歴史修正主義的に解釈することには慎重でありたい。「日本人だから凄い」のではなく、「凄い人がいた」(それが偶々日本人だった)ことを、偉大な個人の物語として味わいたいと思う。2023/08/06

たまきら

39
読み友さんの感想を読んで気になったので手に取ってみて、読み友さんの言葉がよく理解できました。純粋に素敵なエピソードも多いんです。多いんですが、皇學館大學で道徳を教えている方が著者となると、ちょっと身構えてしまう。「大日本」と「アジアの英雄」とか書かれていて、ギョッとしました。2023/11/10

ベローチェのひととき

14
本屋さんを物色していて気になって手に取った本。日本と世界の架け橋になった30の秘話が描かれている。前編は世界の各所で貢献した日本人の話しで、後編は日本の恩人といえる外国人の話しで構成されている。一番印象に残ったのは、湾岸戦争時イランにいる在留邦人が脱出できずに絶対絶命の危機に陥った際、95年前の恩返しだと民間機を派遣してくれたトルコ政府の話しである。人間っていいね。2024/05/11

ue3104

3
やっぱり最後のトルコの95年目の恩返しが最高。受けた恩を何代にも渡って忘れないって、素敵すぎる。世の中、捨てたもんじゃない。ほんと、そう思う。2023/09/03

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