生命の倫理学

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生命の倫理学

  • ISBN:9784272431076

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内容説明

真摯に向き合いたい、人の命、生と死の問題

女性のlife(人生)と胎児life(生命)の狭間で葛藤や対立が生じる妊娠中絶、他者の命の救済が人の死の判定にかかわる臓器移植の現在…。生と死、人の命と尊厳をめぐるさまざまな問題を具体的な事例から自分事として考える。

※本書は、大月書店刊『生命の倫理学』の電子書籍版です。

【著者】
三崎和志
東京慈恵会医科大学医学部教授

小椋宗一郎
東海学院大学人間関係学部教授

林千章
女性学研究者・ライター(フェミニズム批評)

南孝典
國學院大学北海道短期大学部准教授

府川純一郎
岐阜大学地域科学部助教

目次

第Ⅰ部 知る・つかむ
第1章 妊娠中絶と出生前・着床前診断
第2章 生殖医療
第3章 脳死と臓器移植
第4章 自己決定と終末期医療

第Ⅱ部 深める・広げる
第5章 「人間の尊厳」と「パーソン論」
第6章 優生思想を超えて
第7章 死生学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

昌也

1
p108「スティグマとは、もともと古代社会で奴隷や犯罪者の肌に押された焼き印のことだが、現代では社会のなかで差別や蔑視の標的とされる特徴を広く指している」 p120「人間の尊厳とパーソン論とは、さまざまな点で対立する。述べたようにパーソン論には重大な問題が含まれるが、人間が快楽を求め苦痛を避ける功利主義的な面を持つことや、経験論哲学が示したように、自己認識のアイデンティティが人間にとって非常に重要な役割を果たすことは、生命倫理を考える上で大切な基礎となる。2023/08/03

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