内容説明
日本人は何を身にまとってきたのか?
古代から現代まで、公家社会や武家社会で着られてきた、
日本の「装束」の世界を徹底解剖!!
十二単(じゅうにひとえ)や束帯(そくたい)、直衣(のうし)、
狩衣(かりぎぬ)、水干(すいかん)など、千年以上の昔から
連綿と受け継がれてきた「装束(しょうぞく)」。
宮中や公家社会で用いられてきた色鮮やかな装束は、
武家社会の隆盛や明治時代の洋装化などを経て、現代に至ります。
現代でも、即位礼などの宮中儀式をはじめ、神社や大相撲、時代劇、
古典文学、絵画作品など、さまざまな場面で見たり聞いたり
することも多いはず。
そんな装束の着方や着こなし、ルールを
オールカラーイラストで大図解!
「誰が何をいつ、どんな風に着ていたのか?」
「どんな着こなしをしていたのか?」といったTPOも
わかりやすく解説していきます。
古代から現代までの装束の変遷、古代の中国風の装束から
明治以降の洋装、そして令和の即位礼まで、
各時代の装束の特徴がこれ一冊でマルわかり!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
17
図書館本。またもや解剖図鑑シリーズ。流石は解剖図鑑。今まで読んできた装束に関する本の中では一番説明が良かった。もっと専門的な本も読んだけど肝心の知りたいことが書いてなかったりしたのに、すごく分かりやすい。令和の即位礼のときの衣装の説明まである。礼装に関する本だが、戦国から江戸時代の武家の女性の衣装については何も載ってない。要するに当時武家の女性は公式行事に参加しないから礼装の規定がないということかな。でも大名とか将軍家のお姫様の婚礼くらいは何かあったんじゃないかな。その辺りについて知りたいな。2021/06/05
俊介
16
十二単のようなおしゃれ着から普段着まで、日本の各時代の代表的な装束をイラストで紹介。眺めてるだけで楽しめる本。色の組み合わせのセンスとかほんと凄いなって思う。昔は染料も限られてただろうし、求める色出すのに苦労しただろなぁ。ちなみに、イラストのキャラデザインが現代的タッチで馴染みやすくはあるのだけど、古代にあんな目の大きな人はいなかったでしょう、とは思う笑。いえ古代の人見たことないけど。2021/09/20
組織液
13
イラストがとてもよかったです!子供向けの簡単な本かなと思ったんですけど、装束がどのように変化していったのかも時代背景を述べながらコンパクトに記述されていて、十分楽しめました。礼服やら束帯だのの平安時代あたりはそれなりに知ってましたけど、江戸時代の大紋などは意外と知らなかったんで結構参考になりました。素襖あたり着てみたくなりましたね。2021/08/03
綾乃
13
古代から現代までの皇族、貴族、武士を中心とした日本の装束の変遷をフルカラーのイラストで紹介した本。 男性は中国の袍を基準に直衣、狩衣、直垂、水干。女性はも袍から衣袴から袿や裳を纏った姿への変遷、地位と時代によって変わっていく仕立てや着方が分面白いく、令和の即位式や大嘗祭で天皇陛下を初め皇族の方々の着用された装束の紹介もあって勉強にもなったし趣味心をくすぐられた、武家や庶民の装束の流れも見てみたい。 平安時代の女房装束いわゆる「十二単」、重くて動くのが大変だろうけど一度は着てみたい憧れの装束だなぁ~😁2021/07/08
夕月夜
9
☆☆☆★★ 古代から近代の装束が絵入りでわかりやすい。 小説を読む時の、参考に。2021/09/23
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