内容説明
「まる」の死から2年。
心筋梗塞での入院から2年半。
あれから養老先生はどうなった?
『養老先生、病院へ行く』待望の続編、ついに発売。
大病から復活後、久しぶりに病院を訪れることを決意した養老先生。
決して好きではない病院や医療と絶妙な距離を取りつつ、 老いや加齢、猫、虫、そして死について 教え子の東大病院の医師・中川恵一と縦横無尽に語りあい、 みずからの健康法についても初告白。
医療システムから逃れようとする養老先生と、 その姿勢を個人的には容認しつつも、 システムの側にいる中川先生。
この2人の医療に対する考え方を、 『養老先生、病院へ行く』同様、 往復書簡スタイルで交互に語りあう。
巻末では、作家・阿川佐和子さんとの鼎談も収録。
*カラー口絵16ページ・本文モノクロ写真も多数掲載
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だんぼ
255
生まれたときも 気づいたら生まれていたわけで 死ぬときも 気づいたら死んでいるわけです しかも死んでいることに自分が気づくことはありません。2024/04/21
油すまし
35
前作も良かったが、これもまたいい。何度も読み返すと思います。養老先生は肺の一部に肺気腫が認められる(P64)ものの、毎日歩き、坂道も平気で上る。年齢のわりには肺はそれほど傷んでいない。運の要素もあると中川恵一先生は言う。運の要素は大事にしたいと思う。大腸ポリープも養老先生は取らなかった。大きくなるのに20年はかかるからとのこと。肺気腫と同じで養老先生がポリープを取らないのは、年齢を考えれば合理的な判断と中川先生。ポリープも胃のポリープは心配ないことや、過剰診断の話など覚えておきたいこと多々ありました。2024/06/13
まさまま
28
新しい生き方の指南書。著名な先生ではあるけれど、ほぼ存じ上げていませんでした。同時期に偶然読んだ別の先生の本に「肩書きより、一人の人間として生きていくことを選ばれた方」として養老先生が紹介されていて納得✨飄々として病院嫌いで教養とユーモアがあって…教え子で共著の中川先生が「人生においても、抜け道を見つけることが大事。養老先生の生き方を見ていると、それがよくわかります。」と敬意を示す師弟関係も素敵でした✨2023/03/27
canacona
26
養老先生また大病?とドキッとしたら違った。お元気そうです。養老先生が健康法を始めたのが意外だった。後は医療についてのあれこれ。何事もメリットデメリットがあるんだな。胃の除菌も、除菌することで胃ガンのリスクはなくなるけど、胃が荒れたり逆流性食道炎になりやすいとか。そういえば、虫歯ない人は歯周病になりやすいというのもあったな。大腸のポリープもガン化するまで20年かかるから取らないって。今19年目だったらどうするとも思いましたが😂タバコもお酒もほどほどに、グレーを残しつつというスタイルがいいですねぇ。2023/06/23
とある内科医
24
前作に続いて。肩の力を抜いた生き方として、参考までに。患者の多様性を想像できる医師ではありたいと考えてはいるが、自分自身が医療システムに組み込まれてしまっており融通のきかない部分があるかも。2023/03/10
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