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内容説明
福島県に生まれた著者は、高校を卒業し浪人生として上京する。東京に出て初めてのひとり暮らし、予備校の悪友が「吸う?」と差し出してきたのは、覚醒剤だった。
その出来事をきっかけに裏社会へ足を踏み入れた著者は、気が付けば“アニキ”の舎弟としてヤクザになっていた。
恐喝、暴力、そして薬物。悪事を尽くして身を滅ぼしかけた著者は、留置所の中で「弁護士を目指して再出発する」ことを誓う――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
127
覚醒剤売人からヤクザになり、中毒で入院・逮捕・破門を経て弁護士になった著者が語る「生き直しのコツ」。要点は①生活リズムを朝型に整える②人間関係を取捨選択する③しつこくなる、の3点。人当たりがよく、賢く、裕福で器用という性質は「継続力がない」というおちこぼれな青年期を齎した。平明かつ穏便な語りで披瀝される規格外な遍歴は刺激的でそれだけで面白い。売人の商才、問題集中心の能率的な勉強法に加えて、経歴も炎上も事務員経験も悉くバネにするアグレッシヴな生き方など極めて明晰な筋立てでプレゼンした一冊。母親の支えは絶大。2023/12/29
マリリン
46
タイトルや帯に書かれている言葉はともかく、自身としっかり向き合う方だと感じた。簡潔な文体は職業柄か。陰転したきっかけや陽転したきっかけなども興味深いが、盛ることもなく謙遜することもなく事実を淡々と綴っている感が良い。...子供の頃欠けていたのは、コツコツ努力する継続力。不良にさせた環境要因は、生活リズムを崩して昼夜逆転。生活の乱れからくる自律神経失調症。...人に流されやすい。...情報は整理されて初めて使い物になる...。知る機会のない世界を垣間見た。現在に至る経緯も丁寧に書かれていて読了感が清々しい。2023/11/23
ノンケ女医長
39
かなり衝撃を受けた。いろいろな意味で、あちらの世界からきちんと戻って来てくれたと賞賛したい。薬物の使用歴、行間に潜む生き辛さ。鑑別にいろいろな疾患が頭に浮かぶ。松沢病院に措置入院し、1週間で退院。措置症状が消褪したと判断されたのか、それとも違う事情なのか。著者は、自身が受けた医療に特段の関心を示されていないが、退院後の症状と、その後の経過に手に汗握り、血が騒いだ。弁護士会に登録されるまでの転帰も,固唾を飲みながら読んだ。本人が経験した辛苦は尋常でなかったはず。続編で、いっそう詳らかに表現し尽くして欲しい。2023/10/30
kazitu
37
予備校時代の友人に誘われ覚醒剤に手を出し、ヤクザの道へ。中毒症状に襲われ、強制入院からの逮捕。 そこからの宅建・司法書士・弁護士の資格を取るまでの話。 元々が、地頭が良かったから、淡々と勉強できて資格取得できたんだと思う。 薬物は、恐い🥹2025/07/23
kanki
29
執行猶予だから前科ではない。朝型生活にし、7年かけて合格。すごいなあ2024/04/05
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