静夫さんと僕

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静夫さんと僕

  • 著者名:塙宣之【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 徳間書店(2023/05発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198656355

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内容説明

何度も呆れるけど、それでもずっと愛してる。
「ギギギギ」と笑い、布団の上で飯を食うし、注射と聞くと部屋に籠城ーー
変なおじいさんとのちょっとおかしな二世帯暮らし

\ファン第一号、清水ミチコ氏が笑い泣き!/
ものすごく面白いお義父さん。
見つめてる塙さんはもっと面白い。

●「はじめに」より
「のぶたん!」
呼ばれた方へ振り返ると、一人のおじいさんが立っていた。静夫さんだ。

静夫さんは、僕と共に暮らすお義父さん。僕は今、都内の一軒家に住んでいる。僕の奥さんと3人の子どもたち、そして奥さんの両親と同居する、いわゆる二世帯住宅だ。
静夫さんは1945年生まれ、奄美出身の77歳。長年、東京で自動車教習所の指導教官や、タクシー運転手をしていたけど、数年前に脳梗塞になり、足腰を悪くして糖尿病も患い、いまはゆっくり隠居暮らし中。

僕が静夫さんの話をすることで、多くの方が父親を懐かしんだり、温かい気持ちになれるなら、書く意味もあるんじゃないか。そう思うから今、筆をとっている。
世の父親の大半は、身内や周りに迷惑をかけているかもしれない。でも、なんだかんだ結局、愛されているはずだ。そんな父親に呆れつつ、苦笑いしている多くの息子、娘さんたちに共感してもらい、多少なりハートウォーミングな気持ちになっていただけたら嬉しい。
静夫さんを通して「うちの親父も大変だったな」と、それぞれに思いだし、ひと笑いしてもらえたら何よりだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

142
ナイツの塙さん、二世帯住宅で暮らす奥様のご両親(特にお父様)との諸々をビックリ!と、へぇ~!と、ん~ん・・と共に勿論ほっこりもしながら読んだ。静夫さん面白いと手放しで笑えなかったのも正直なところの私。だってね、第2章の過去はちょっと酷い。まぁそんな過去があっての今なのだろうけれど。静夫さんの奥様・やす子さんが凄いよ。奥様あっての静夫さんだよね。私には無理!(笑)今も草を活けるのは勘弁してほしいし、ポロイチの空袋をカラス避けにするのも勘弁。いやいやまだある(汗)とは言え本作から伝わるのは「感謝」だった。 2023/06/25

ふじさん

94
図書館本。漫才コンビのナイツの塙宜之が書いた義父とのちょっと可笑しな二世帯暮らしをユーモアいっぱいに描いた1冊。塙さんと暮らす義父の静夫さんは、個性豊かな性格で、布団の上でご飯を食べるし、注射と聞くと子どものように騒ぐ等、迷惑を掛けられることが多いが、憎めないキャラ。義父の良さを皆が分かっていて温かく見守る家族の存在が、読んで読者を和ませてくれる。静夫さんは、幸せな人だと思ってしまう。自分の老後と重ね合わせ、静夫さんの気持ちに共感することが多いし、周りの人々の温かい心配りにもほっとさせられる。2024/06/09

ばんだねいっぺい

28
買って大正解だったなぁ。ちゃんとお互いを受け入れて暮らしているのが、ものすごく微笑ましい。いっぱい泣き笑いができた。2023/06/06

gtn

24
義父母と同居する著者。若い頃、やんちゃもしたので、義母の思いも複雑だろうが、最終見捨てられなかったのは、義父が家族と自分の人生を共有したいとの思いが途切れなかったためか。著者が、ピュアな義父を面白がるのは、第三者だからこそ。時には、生活習慣の違いから、義父の振舞に翻弄されることもあるが、著者の親孝行によって、平穏な老後を送る義父母は幸福と言っていい。2023/06/07

喪中の雨巫女。

19
《私-図書館》ナイツの塙さんの奥様のお父さん静夫の話。静夫さんを、塙さんが、好きな事がよくわかる。静夫さんなかなかユニークな人だなあ。2024/11/05

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