内容説明
社会の対立や分断を活性化させたポピュリズムの興隆は、今日のメディア環境と「政治」との強い相互作用抜きには説明できない。
民主主義とメディアの現代的危機をもたらしている対立や分断の政治を生み出す条件や特徴を、日本・韓国・ インドネシア・ドイツの事例から明らかにする。
学際的なアプローチからメディアと政治の関係性に迫る共同研究の成果。
目次
はじめに
第1章 「統合」と「分断」のメディア・イベント―川崎ヘイトスピーチデモの報道を事例として
第2章 日本型メディア・ポピュリズムと「改革」言説―「失われた一〇年」期における朝日新聞の社説を中心にして
第3章 現代日本社会における「政治のメディア化」と「ジャーナリズム化」―小池都政における豊洲市場移転延期問題(二〇一六年~二〇一七年)を事例として
第4章 韓国社会におけるメディアシニシズムと政治コミュニケーション
第5章 韓国における政治情報の選択的接触と共有
第6章 大衆団体法とイスラム化の葛藤―二一世紀インドネシアにおける新しい大衆像
第7章 ドイツのヘイトスピーチ対策―二〇一七年のSNS対策法と二〇二一年改正
索引
-
- 電子書籍
- ケースから学ぶ 知っておきたい 日本語…
-
- 電子書籍
- 母娘転生~復讐の合図 12 素敵なロマ…
-
- 電子書籍
- 瞳は傷つかない【分冊】 8巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- 英文法の楽園 日本人の知らない105の…
-
- 電子書籍
- 憎いのに恋しくて 誘惑された花嫁 II…