受験英語と日本人――入試問題と参考書からみる英語学習史

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受験英語と日本人――入試問題と参考書からみる英語学習史

  • 著者名:江利川春雄【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 研究社(2023/05発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784327410766

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内容説明

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★受験英語は日本人に何をもたらしたのか
「受験英語」といえば、今までその負の面ばかりクローズアップされてきたが、その正の部分にも光をあて、英語の入試問題、参考書、受験生をキーワードに、日本人の英語学習の歴史の本当の姿を鋭く描き出し、その多様な遺産を検証する。
特に英語参考書に注目し、懐かしの「山貞」シリーズをはじめ、「赤尾の豆単」や森一郎の「でる単」(「しけ単」)、受験の神様・伊藤和夫の数々の参考書など、歴史的な価値の高い参考書の中身を検討し、豊富なエピソードとともに紹介する。
貴重な図版を多数掲載。

■目 次
プロローグ 受験英語の巨星・伊藤和夫
第1章 受験英語の誕生(1873~1918)
1.英語入試のはじまり
2.受験用英語参考書のはじまり
3.予備校と通信教育の世界
4.受験英語の弊害と入試改革

第2章 英語受験参考書の進化(1900~1910年代)
1.英文解釈法の発明
2.英単語・英文法・英作文参考書の進化

第3章 受験英語の過熱と拡大(1919~1936)
1.受験地獄と受験生
2.受験英語雑誌と通信教育の発展
3.英語参考書の発展

第4章 戦時体制と受験英語の受難(1937~1945)
1.戦時体制下の入試
2.通信添削から受験情報産業へ
3.戦時体制下の英語参考書

第5章 戦後の受験英語(1946~2010)
1.戦後の入試風景
2.英語入試問題の変化
3.戦後の定番参考書

第6章 戦後のヴィンテージ英語参考書
1.英文解釈のヴィンテージ参考書
2.英作文のヴィンテージ参考書

エピローグ 受験英語はどこへ行く

【資料ナビ】
1-1. 戦前の学校系統図/1-2. 旧制高等学校・専門学校の制度と沿革 /1-3. 明治期の進学校/5. 戦後における東大合格者数上位10校の変遷
【人物ナビ】
1. 浅田栄次/2-1. 田中菊雄/2-2. 南日恒太郎/2-3. 山崎貞/2-4. 深澤由次郎/2-5. 井上十吉/3-1. 古谷専三/3-2. 小野圭次郎/
3-3. 岡田實麿/3-4. 青木常雄/4. 赤尾好夫/5-1. 多田正行/5-2. 佐々木高政/6-1. 荒牧鉄雄/6-2. 柴田徹士

主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

1.3manen

11
100年前の受験生もどんな英語学習をして受験していたのか、という問いにも答える本。第1次世界大戦までの英語教育と、今の「英語の授業は基本的に英語で」と同じ、「教師は外国人、授業も試験も外国語」(14頁)と指摘されている。つまり、指導要領は原点回帰なのだ。さらには、通信教育も100年以上前からやっているのは素晴らしい。田舎でも英語が学習できる機会を得られるので。戦時下は鬼畜米英であったので、英語は排除(163頁)。添削も貴重(170頁)。第5章は戦後~2010年迄。してみれば桐原書店はかなり儲けたのでは?2013/07/06

ELW

1
 かつての受験参考書が、文法事項を英語のまま記載していたのを、高等教育の大衆化の過程で止めてしまったのが惜しまれる。著者がところどころで 言及しておられる財界の英語教育への要望や影響というのを検証したものを 読みたい。それと、受験参考書出版業界の盛衰記もあれば面白いかもしれない。美誠社とか研究社とかが消滅する日がくるのでしょうか。高校のときに『新自修英文典』を読んでおいてよかった。2014/02/06

ヒンター

0
日本人の英語に対する努力が伺われる内容だった。2014/10/03

hurutakouichi_gallerys

0
英語はかなり儲かった2026/04/26

Shun Kozaki

0
入試改革とやらに動かされまくるのは、いつの時変わらんなあ。確かに、第二言語習得という見地からだと、文法体系を知らないと付いていかれない。そのくせ、四技能だのなんだのガラクタを求めるんだから世話無い。 文法というか、お作法知らないと何にも読めんよ。しかも、日本のシステムだと、一度落ちこぼれると這い上がれない。実力無関係に皆に斉一的に分詞構文やら無生物主語やら言われても……。授業ほりだしてでも、自分で自分に必要なところやったほうが早い。授業よりフォレストの例文と問題やりながら理解した方が何倍も早く進む。

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