月光組曲

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月光組曲

  • ISBN:9784344939080

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内容説明

月と現世の住人が織りなす異色のSFミステリー

突然の地方赴任、作者不明の詩との出会い、謎めいた美女の出現――。
幾重にも重なる偶然が、必然へと変貌する。現在と過去、生と死が交錯し、照らしだされる真実とは。

夏も終わりかけた8 月下旬。東京で順調にキャリアを積んでいた佐伯俊夫は、 I 県・月ノ石町に異動を言い渡される。この地には「月待池」という池があり、赤いトパーズが採れる伝説があった。しかし、採取した者の不吉な末路から、かつてより「憑き魔血池」と忌諱されてきたのだった。この伝説を知った佐伯は、事業で計画中の記念碑に何としても赤いトパーズを使用したいという衝動に駆られ、現在は立ち入り禁止となっている「月待池」に向かう。
少しずつ、しかし確実に崩壊していく日常の向こうにあるものは一体――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

りんご

6
この物語の主人公は誰?何が言いたいの?真実はなに? いろいろな思いが起こってきた物語でした。上下二段組でかなりの文量だと思うのですが、そんなことを感じさせず真実が知りたい故にむさぼるように読みました。月の世界です。。。2022/09/16

MAXKAO

5
色々な登場人物が時代を超え、生まれ変わりとして名前も変えて出てくるし、主人公もどんどん変わり、正直追いかけるのも大変でした。題材はいいのでもっと普通の作品として出してほしかったなぁ~。2023/06/25

Mau

4
作品のタイトル通り月にまつわる御伽噺と都市伝説を組み合わせたような幻想的な物語。 1ページ2段落というボリューム感じさせない読者を月の引力のように惹きつける話の展開は美しく見事でした。人の欲と業が何度生まれ変わってもという部分が切なかった。2023/02/10

佐月

1
現代日本を舞台とした幻想SFミステリ。あるサラリーマンの独白から物語が始まり、段々と地から足が離れるような感覚で月不可思議な謎に読者の心を惹き込んでいく。ファンタジー要素が多分にあるので作中人物の特殊な職業や主張に突っ込むのは無粋なのだろうが、リアリティのある世界観で話が始まっただけに、個人的には中盤から面食らった部分もある。物語のまとまりが良く、幻想文学としての雰囲気も良い。登場人物の関係が複雑で、ミステリとして好き嫌いの分かれる作品とも感じたが、私は楽しめた。2024/05/31

ふじさん

0
三部構成📕 第一部の第三章あたりからぐいぐい物語に惹き込まれました。 幾人もの想いが織りなすロンド。 それはきっと太古からの繰返しなのかもしれない。お月様の綺麗な澄み切った秋の夜空。私は月を見上げ、月も私を観ているのかも🌛2023/10/15

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