河出新書<br> 50歳からの性教育

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河出新書
50歳からの性教育

  • ISBN:9784309631639

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内容説明

正面から性教育を受けてこなかった50代前後の世代。ジェンダー平等、性的同意、LGBTQ。多様化の時代に必要なのは知識と倫理感のアップデート。性をイチから学び直すための一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

25
産婦人科医や弁護士などの専門家らが50歳からの性教育というテーマで執筆した本。閉経の時期に個人差があり、50歳で閉経していない女性が半数以上いるというのは初めて知った。それから子宮頚がんは性交渉によってヒトパピローマウイルスに感染することによって発症すると知り、こういうことも啓発していかないといけないと考えた。ということは、買春したり、複数の性交渉をしたりしているような男性との性交渉はリスク高いってことか(当たり前か)。田嶋陽子の対談もあり面白く読めた。2023/07/01

うさうさ

16
NHK「クローズアップ現代」で紹介されていて手に取った。 産婦人科医や弁護士などの専門家7人が「性教育」というテーマで執筆したもので、とても素晴らしかった。 知っていたこと、知らなかったこともあり、あの時ああいう気持ちだったのはそういう事なのかと目から鱗。 実際に性教育って受けたかなあ?生理のことかな?という記憶しかない。 学ぶ事が多く、性的同意なども含め、いい時代になったと思う。2023/07/26

T

14
オンライン研究会で勧められて。7名の専門家がそれぞれ更年期、セックス、パートナーシップやDV、LGBTQ、性暴力、ジェンダーについて書く。「50歳からの」と銘打ってあるため老年期に向かうセクシュアリティについて書いてあるのはもちろん、それぞれの章に「関係性」の視点が通底しているので、10代から何十代でも読んでほしいと思う内容。明治憲法で形作られ今なお「世間」として代々受け継がれている男性と女性の非対称性、支配被支配関係を指摘し、その対抗策として示されているのはやはり自らの感情を「語る」こと。2023/08/28

真琴

10
★★★★☆ その年齢なので読みました。「更年期」「セックス」「パートナーシップ」「性的嗜好と性自認」「性暴力」「ジェンダー」の6章構成。読了後感じたことは「思うことは言葉にして対話しその対話を拒まない関係を築く」ということ。「パートナーだけでなく自分の子ども、親、きょうだい、家族はそれぞれみんな「個」であるということです、「個と個」のあいだで人間関係を築いていく。そうしてはじめて、家族にもいろんな形があると考えられる」(P182)このことが印象的でした。そして、学び直し、古い価値観を手放していくことは大切2023/06/12

ichigomonogatari

9
読めば読むほど感じるのが背景にある家父長制の男女不平等な性別による役割分担の社会。性教育は大切だけど、差別のある社会の中では個人の努力には限界があるのではと感じた。 2023/08/15

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