宝島社文庫<br> 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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宝島社文庫
満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

  • 著者名:高野結史【著】/前田ミック【イラスト】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 宝島社(2023/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784299043337

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内容説明

大自然の中で謎と心が解かれる!
キャンプ飯が評判のアウトドア・ツアー会社「満天キャンプ」。ある事件を通して常連となった刑事の霧谷歩子はそこで様々な謎に遭遇する。バーベキューの最中起きた奇妙な誘拐、死体が消えると噂の山、高級別荘地の窃盗団。
キャンプガイド・天幕包助がアウトドア知識と料理の腕前を活かして事件を解決し、関係者の心を癒やす、爽快アウトドア・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

82
刑事歩子とキャンプガイド天幕のコンビで解き明かす4話の連作ミステリー短編集、行方不明の子どもの捜索、横柄な社長と愛人との釣りツアー、別荘地での空き巣、最後の天幕が容疑者になってしまう山での幼馴染みの転落、もう少し軽いキャンプ場での日常の謎かと思っていたが、刑事である歩子が関わるだけあって複雑な背景の事件をひょうひょうとした天幕の推理で解決していく、このコンビまだまだ続きそうだ。2023/07/31

えみ

53
キャンプの知識で謎を解く。アウトドア力がこんなにも事件解決の役に立つのなら、刑事が傾倒するのも無理はないのかもしれない。実際に知識があれば、防犯や災害の際にも強い味方になることは世間一般では知られたことだ。事件解決、人助け。ちょっとお節介、お人好しな刑事・霧谷歩子と優秀なキャンプガイド・天幕包助が活躍する癒し系アウトドアミステリ。人と人との摩擦を自然の中で消し去り癒す。お見事な大自然のアシスタント&探偵素質抜群な天幕に、化学反応するように触発されていく霧谷の成長が面白い。喧騒に生きる人々の雑念に癒しを!2023/11/24

さっちゃん

45
アウトドア×ミステリの連作短編集。アウトドア・ツアー会社「満天キャンプ」の天幕包助が、刑事の霧谷歩子と事件の謎を解く。バーベキュー中に誘拐された子ども、死体が消える噂のある山でイワナの刺身を食べたがる客、高級別荘地での空き巣事件など、毎回天幕の優しさや美味しそうなアウトドア料理が事件関係者の心をほぐす。ある日、天幕の幼馴染みが襲われ…。/キャンプの経験は何度かあるけれど、こんなガイド付きならきっとみんな行きたくなる。天幕の優しさに癒され、キャンプ飯が食べたくなる一冊(特にあのラムチョップ!)。続編希望!2024/03/11

Nao Funasoko

30
4つの物語による連作短編集。各事件の背景にある暗い影の部分とアウトドアでの描写や問題解決の光の部分のコントラストがいいな。 シリーズ続けばメインキャストであるキャンプガイドと女性刑事2人のキャラはもっと良くなる気がするので続編希望。2023/07/05

ジンベエ親分

28
コンビニでふと見かけてタイトル買い。女刑事の視点で語られるキャンプツーリングガイドの天幕が探偵役のミステリー。ミステリーとしては…ちと苦しいかな。その程度の"証拠"で逮捕状なんて取れるわきゃないだろ、とか、登山ルートが提示されないので犯行の蓋然性の議論から読者は置いてきぼり、など小さくない欠点がちらほら。ではタイトル買いの理由になったアウトドアの描写はというと、それも物足りない。その描写は渓流釣りじゃない、とかキャンプ場の風景描写や山の空気感は一向に感じない。まあたいして期待もしていなかったのだけど(笑)2024/02/22

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