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内容説明
コロンブスが15世紀に持ち帰った中南米原産のトウモロコシや、その後に伝わったジャガイモは、ヨーロッパの人口増加に大きく貢献した。他方、アメリカ大陸へ持ち込まれた疫病は、先住民の急激な人口減少を引き起こす。世界の食卓を豊かにした作物の伝播は、のちに「コロンブスの交換」と呼ばれるが、先住民にとっては略奪や侵略に他ならなかった。南米アンデスをフィールドに農学と人類学を研究する著者が描く、もう一つの世界史。
(本書は、『コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史』(角川選書、2017年刊)を、再構成・加筆・改題のうえ、文庫化したものです。)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
74
仕事の車中の待機中に読んできてた。残り10頁余りとなったので、自宅に持ち帰り、一眠りしての寝起きに読了と相成った。南北アメリカ大陸の先住民や欧米の侵略のテーマは吾輩の古くからの読書のテーマの一つでもある。が、情けなくも山本紀夫の著書は初めて。2024/12/19
やいっち
54
再読。ヨーロッパや日本の飢餓の危機を救ったトウモロコシやトマト、トウガラシ、タバコ、サツマイモ、カカオ、ジャガイモは中南米産。そのジャガイモも、野性だと毒性が高い。それを先住民らは一万年の歳月の中で工夫を凝らし数多くの品種を生み出し、様々な環境でも栽培できるよう、食用に改良してきた。その成果を世界は享受している。 コロンブスらが<新大陸>へ馬や牛、豚、羊、山羊、ロバなどの旧大陸産の家畜を持ち込んだ。その齎した影響の話も興味深かった。 2026/02/23
サアベドラ
38
近世における旧・新両大陸の接触による世界のヒトとモノの平準化、いわゆる「コロンブスの交換」の功罪を新大陸先住民の立場から批判寄りに紹介した本。著者はジャガイモやトウガラシなど新大陸由来の植物の著作がある農学者。アメリカの歴史学者によって提唱された「コロンブスの交換」理論は、収奪者である欧米人の見方に寄っており、特に新大陸側の貢献を無視しているとして批判している。紹介されている新大陸由来の植物はトウモロコシ、ジャガイモ、トウガラシで、逆に旧大陸から流入したものとしてサトウキビ、牛馬、疫病を挙げている。2023/08/15
やいっち
16
仕事の車中の待機中に読んできてた。残り10頁余りとなったので、自宅に持ち帰り、一眠りしての寝起きに読了と相成った。南北アメリカ大陸の先住民や欧米の侵略のテーマは吾輩の古くからの読書のテーマの一つでもある。が、情けなくも山本紀夫の著書は初めて。2024/12/19
かんがく
15
いわゆる「コロンブスの交換」で新大陸・旧大陸間を移動したトウモロコシなどの作物、牛馬などの家畜、天然痘などの疫病について、その特徴から歴史に与えた影響までを解説していく内容。西洋中心的・人間中心的な歴史観に批判的に書かれていた。2024/04/14
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