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内容説明
・鉄棒のさかあがりができずにいるあっちゃんは、ちょっと悲しそうです。でも、がんばっている人にはみんな〈きらきらじるし〉があるんだと、お母さんが教えてくれました。手のひらにできたマメこそが、あっちゃんのそれなのでした。そして、家族みんなにも、きらきらがあることに気づくのでした。・舞台は長崎です。主人公一家の方言だけでなく、背景に描かれた民芸品、カギしっぽの猫、見返しの風景などに地域色を込めています。・傷、汚れ、間違いといった思わず「あ~あ…」と嘆息してしまうような出来事も、本当はがんばっているからこそかもしれません。そんな日常にひそむ〈きらきら〉に気づく嬉しさや幸福に気づかせてくれる絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
40
主人公のあっちゃんがお母さんに教えて貰った『きらきらじるし』は、頑張った、努力した証の事。皆が頑張っているきらきらじるしを見つけられる子供に育つ、褒めて認めてあげる親って素敵。ちょっと自分自身を反省しました。2023/07/27
どぶねずみ
24
「きらきら」とは頑張った証拠。逆上がりができなくても、頑張った証拠に手にできたマメが「きらきらじるし」。障子を破った猫も前回よりも高い位置を破ったから、これも「きらきらじるし」だし、読み聞かせをするお母さんが自分が寝る前にウトウトしてしまったのも、家事を頑張った「きらきらじるし」。辛いことも「きらきら」と認めてポジティブに考えていきたいし、人をもっと誉めて伸ばしていけそうだ。2024/04/02
anne@灯れ松明の火
20
新着棚で。努力の証、手のひらのマメを「きらきらじるし」と褒めたお母さん、いいなあ。以来、あっちゃんは、家族みんなのきらきらじるしを見つけていく。泥んこユニフォーム、日焼け跡……。さて。お母さんのは? 絵は、さこももみさん。既読のさこさんは、赤ちゃん絵本などで、キャラクターぽい絵の印象。これは写実ぽくて、新鮮だった。2022/11/06
遠い日
8
ずいぶん前、一日の締めくくりに「よかった探し」をしていました。どんなに小さなことでもいい、今日という日の中で感じたり、起きたりした「よかった」ことを1行メモで書き留めていました。探せばどの日にもささやかな気づきや喜びがあるものだと思いながら日課にしていました。あっちゃんがお母さんから受け取った「きらきら探し」も、それと似たような感じだなと思います。がんばった印をみんなどこかに持っている。がんばりは「きらきら」なんだと胸張って言えること。成功することだけがきらきらなんじゃない。その過程もみんな、きらきら。2023/05/14
NOYUKI
2
微笑ましいお話。きらきらじるし…ってもう少しキャッチーな名前だったらよかったのにな?2022/12/02