内容説明
●世界の民族の血統と起源を網羅。人類の成り立ちが本質からわかる
●世界各地の民族紛争や戦争がなぜ起こるのか、理由と原因が根源からわかる
●中南米・アジア・アフリカ諸国の歴史を詳述。人類史が多元的にわかる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
「血統とその起源」から人類史を読み解く、中南米やアフリカ諸国など欧米に支配された民族の視点から見た歴史も踏まえ、最新の遺伝子学の成果も押さえて多元的に解説する世界史。日本人を始めとする世界の各民族がどのような遺伝子構造から変遷を辿ったのか。それは侵略ややむを得ない事情による移動、文化の破壊や変容、迫害、強制、民族の混血や消滅の歴史でもあって、700p以上のボリュームでしたがどうしてそのようなことが起きたのか、各国史の中では見落とされがちな部分のアプローチもわりと多くて、とても興味深く読むことができました。2023/03/04
洋書好きな読書モンガー
22
図書館本。民族という言葉はracismにつながると嫌われているけれど、世界の歴史を知るには避けて通れない要素。言語と遺伝子解明によりどういう風に人々が移動などして来たのかを説明。文字が無い民族や読み書きが出来る人が1%に満たなかった長い中世とか文字で歴史を知るには限界があるが「言語」と遺伝子で色々わかって来た。2023年の本。日本語は世界的には珍しい文法を持つ言語で韓国語やフィンランド語など似ている言語は少数派だ。分厚い本なので歴史好きとしては手元に持ちたいと思った。2025/12/13
MioCastello
11
遺伝子構造上の民族という括りでは説明のつかないことは多々ある(遺伝子構造上はゲルマン系のフランス人が性格が大らかで陽気なラテン系に分類される等々)。グローバル化の進行でだんだんと民族では説明不能な国が増えてきているのもまた事実。しかしその民族の歴史と宗教を紐解くことで整理が付くことはとても多い。紀元前から続くユダヤ人差別や現在のコーカサス地方の紛争などは民族を理解しないと腹落ちしないだろう。メローニがEUの首都をローマにしろと主張しているのも理解できる。民族を主軸にした世界史の復習にうってつけだ。2026/03/15
田中峰和
7
世界中ほとんどの地域で先住民と征服者が混血して現代の住人になっていることがよくわかる。インドヨーロッパ語族が世界に進出していくのは常識でも、本書で説明されるY染色体ハプログループによる分類は新たな学びがあった。中南米を征服したスペイン人は原住民を何十人も妾にして混血を増やした。メキシコ人の外見が白人と原住民に別れるが、コロンビアなど白人の外見が多いのは征服過程の違いであることも分かった。ベルベル人とアラブ系の混血が多い北アフリカ。征服は外見の違いだけでなく、イスラム対キリスト教の対立にまで影響する。2024/01/21
乱読家 護る会支持!
6
民族から見た世界史の本です。めちゃめちゃいい本ですが、700ページを超す太い本なので、乱読には向いていません(涙)。 民族の辞書的に家に置いておいたら、世界で紛争が起きた時に理解が早いと思います。 僕はさっそく購入することにしました。 強くオススメします! 2024/04/15
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