家系図で読み解く世界史 - ヨーロッパを変えた結婚と離婚

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家系図で読み解く世界史 - ヨーロッパを変えた結婚と離婚

  • 著者名:神野正史
  • 価格 ¥1,699(本体¥1,545)
  • PHP研究所(2023/05発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569854755

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内容説明

栄枯盛衰の裏には、暗殺、不倫、裏切り、毒親……ヨーロッパは敵も味方もみんな親戚!? 「唯物史観」を唱えたカール・マルクスは、「歴史の動きや流れは、人の心や感情・意志・努力などは一切関係なく、弁証法に従って機械的・唯物的に展開する」と主張しましたが、家系図を見ると歴史は「唯物史観」とは真逆の「人の心や感情、意志、努力を原動力として動いている」ことがよくわかります。映画のように面白い「世界史劇場 家系図篇」をお楽しみください! ●人物のつながりが一目でわかる家系図35点 ●イギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、ロシアなどの各国史と欧州史全体の流れがよくわかる ●歴史上の人物がリアルに感じられる! ●家系図から欧州史の新視点を発見できる 女王が多いイギリス、男系親族一択だったフランス、実力主義のドイツなど、家系図からお国柄も見えてくる! ●チャールズ3世の即位によって王朝交代する!? ●カペー朝は現代まで1000年以上続いている? ●イギリス、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、ロシア、ギリシアの王室に血を拡散した謎の王家グルュックスブルク家とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Nat

27
図書館本。返却棚にあったものを何となく借りてみた。著者は河合塾の講師で、こういう方の授業を受けたら世界史も楽しいだろうなと思った。内容はわかりやすかったが、家系図の顔がへのへのもへじだったり、簡略化されたりでそこは内容と関係ないからだろうけど、少しがっかり。表紙にあるよく見る似顔絵が描かれていたらもっと良かったのにな。それと、王朝交代の意味はよくわかったが、所々に挟まれる男系称賛の記述が苦手だった。2025/02/09

coolflat

15
98頁。イギリスは、(数え方にもよるが)今日に至るまで十数回もの王朝交代を繰り返してきたが、では、イギリスとよく対比されるフランスはカペー朝成立以来、何回ほど王朝交代をしたのか。カペー朝、ヴァロワ朝、ブルボン朝、オレルアン朝の3回?いいえ。じつは、「0回」である。フランス最初の王朝「カペー朝」は、イギリスが統一王朝を築いたのと同じころに誕生しているが、以来1000年、イギリスが王朝交代を繰り返したのとは対照的に、フランスは一度も 王朝交代をしていない。2025/09/10

美東

13
178頁 ”そもそも「政治」というものは”理想”を実現するために尽力するものとはいえ、それはあくまで「”現実”を見据えながら」です。   それができるかできないかが「名君」と「暗君」の境界線となりますが、フリードリヒ2世は後者でした。”   神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世 https://bookmeter.com/books/7772046 についての神野先生と塩野さんの評価が真逆なのが興味深い。2024/10/02

Worldさん

2
河合塾の神野正史氏の「家系図で読み解く世界史」。国、王朝の話って家系図辿らないとわけわからないなと思っていたら出会った本でその通りの解説が詳しい。それぞれの王一人一人に格言を当てはめているのだが孫子の兵法とか筍子から引用されておりジジくs…、説教のようでありがたいです。それぞれの王についての解説も多少はあるがそこらへんはもちろん基礎知識で全部叩き込まれていて、それじゃあ王位継承の話をするねという一歩踏み込んだ内容で実はかなり難しい。2024/09/17

はちがみっつ

2
世界史を取っていないので、断片的にエリザベス1世やらハプスブルク家やらの逸話しか知らないので、この本でかなり整理されてスッキリした。 女系と女性の継承の違いが王朝断絶になるのは初めて知った。エリザベス2世の新姓の話が、こんな所で解明されるとは。 おおごとだ。 愛子さまの話が、一筋縄ではいかない理由、ようやく分かった。2024/02/25

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