内容説明
栄枯盛衰の裏には、暗殺、不倫、裏切り、毒親……ヨーロッパは敵も味方もみんな親戚!? 「唯物史観」を唱えたカール・マルクスは、「歴史の動きや流れは、人の心や感情・意志・努力などは一切関係なく、弁証法に従って機械的・唯物的に展開する」と主張しましたが、家系図を見ると歴史は「唯物史観」とは真逆の「人の心や感情、意志、努力を原動力として動いている」ことがよくわかります。映画のように面白い「世界史劇場 家系図篇」をお楽しみください! ●人物のつながりが一目でわかる家系図35点 ●イギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、ロシアなどの各国史と欧州史全体の流れがよくわかる ●歴史上の人物がリアルに感じられる! ●家系図から欧州史の新視点を発見できる 女王が多いイギリス、男系親族一択だったフランス、実力主義のドイツなど、家系図からお国柄も見えてくる! ●チャールズ3世の即位によって王朝交代する!? ●カペー朝は現代まで1000年以上続いている? ●イギリス、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、ロシア、ギリシアの王室に血を拡散した謎の王家グルュックスブルク家とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はちがみっつ
1
世界史を取っていないので、断片的にエリザベス1世やらハプスブルク家やらの逸話しか知らないので、この本でかなり整理されてスッキリした。 女系と女性の継承の違いが王朝断絶になるのは初めて知った。エリザベス2世の新姓の話が、こんな所で解明されるとは。 おおごとだ。 愛子さまの話が、一筋縄ではいかない理由、ようやく分かった。2024/02/25
ゆる言語学徒Nk
1
母系が挟まると王朝交代 イギリスも実は王朝交代 裏技プロパガンダでごまかす ハプスブルクからの伝統のやり方 王朝ルールが分かる 2024/01/22