内容説明
15歳でハーバード大学に入学した天才マイロ・ベックマンが語る、数学の本質がわかるストーリー
「形はいくつある?」
「無限大より大きいものは?」
「普遍的な推論ルールは存在する?」
これらの素朴な疑問に答えながら、抽象的でイメージしづらい〈トポロジー〉〈解析学〉〈代数学〉の世界を説き明かしていきます。
最後は、抽象数学と実世界を結び付けて、「数学でできているかもしれない世界」について考え、締めくくります。
「数式なし」で明快かつ軽やかに語られる本書は、数学好きはもちろん、数学から離れて久しい方も、読めば虜になる一冊です。
[原著]Math Without Numbers(Dutton,2021)
「深遠な数学の話題に分け入り、数学者がどのように考えるかを提示している。完璧に読みやすい文章で」
――ニューヨーク・タイムズ紙
「数学の世界と現実の世界とを巡る、気軽で楽しく素敵な旅。みんな読むべきだ。そう、あなたが数学者でも」
――イアン・スチュアート(『世界を支えるすごい数学』著者)
目次
トポロジー
―形・多様体・次元―
解析
―無限大・連続体・写像―
代数
―抽象・構造・推論―
基礎論
―ある対話―
モデリング
―モデル・オートマトン・科学―
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だいご
4
トポロジーや無限など結構難しい話をしているのにかなりわかりやすい。純粋数学者は数学が現実に役立つと思って数学をやっていないというのはまさにその通りだと思う。数学が現実に役立つのは後付けでしかない。それなのに宇宙の真理と繋がっているかもしれないからおもしろい。これだから数学はやめられねえ。2024/01/29
smatsu
2
一般向け数学本を作る人々は2つ勘違いしていると書いたことがある。1つは数式を使わない方がいいと思っていること。もう一つはガチの数学の話は受けないと思っていて、モンティ・ホール問題や秘書問題みたいなネタを集めて面白雑学集にしようとすること。むしろ数式は使った上で結城浩先生みたいにちゃんと説明して欲しいのだ。読者は数式が嫌なのではなく数式が説明されないのが嫌なのだ。本書でも1つ目の問題があり、いろいろ無理が感じられる。2つ目の問題は見事にクリアしていて素晴らしい内容になっています。こういう本でいいのです。2024/07/06
あんこう
2
数学のお話ですが、非常にユーモアが効いていて、面白い。最近「トポロジー的には同じ」という言葉が口をつくようになりました笑2023/06/09
紗月堂主人
1
ある程度数学に関心がないと難しいかも。意外な発見があって良かった。ただ、クイズの答え合わせは欲しかった。そこが不親切かなぁ。2024/04/17
たっちゃん
0
タイトルとは裏腹に内容は難しい。 残念ながら身につかなかった。2024/06/29
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