内容説明
「UFO現象は国家安全保障上の脅威である」
アメリカ政府を動かした「衝撃のUFO証言録」がついに邦訳刊行!
2021年6月、アメリカ国防総省は「未確認空中現象に関する予備報告書(通称:ペンタゴンUAPレポート)」を公表した。UAP(未確認空中現象)とは、UFO(未確認飛行物体)に替わる用語である。これまでUFO事件を黙殺あるいは隠蔽してきたといわれるアメリカ政府が、「これらの現象は国家安全保障上の脅威である」と初めて公式に認めたのだ。この画期的ともいえるアメリカ政府の変化に大きく影響を与えたのが、本書であった。待望の日本語版は、UFOファンにとって、まさに必携必読の書といえるだろう。
「UFO(Unidentified Flying Objects:未確認飛行物体)」という用語は誤用され、大衆文化の一部になりすぎたため、本来の(そして正確な)定義がほぼ完全に失われている。……「UFO」という用語には付随する夾雑物が非常に多いため、一部の科学者や他の専門家は、真摯な研究をより軽薄なものから分離するために新しい用語を採用している。「UFO」の代わりに、一部の寄稿者は「UAP(Unidentified Aerial Phenomenon/Phenomena:未確認空中現象)」を使用することを選択した(「はじめに」より)。
原題:UFOs: Generals, Pilots and Govo On tht Officials Go on te Record
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p.ntsk
29
UFO問題を論じたアメリカの調査ジャーナリストによる著作。不可知論の立場で客観的な姿勢が怪しげなUFO本とは一線を画している。情報公開法で開示されたUFO関連の公文書は軍や政府機関の公的な立場にあった人間(巻末に略歴あり)によるもの。UAPへの対応は国によって大きく異なりフランスなどはオープンで先進的。片やアメリカは不自然すぎるくらい閉鎖的。この本は詳細な目撃情報だけでなくUFO問題の進展の妨げになっているものにも言及している。まだ核心には遠いだろうが圧力の根源の根深さを感じることはできた。 2024/11/24
keichato
1
UFOの目撃証言がすごいとか面白いとか、そういうことよりも、UFOを目撃したとか、遭遇したという証言をすることが、なぜ難しいのかという、所謂UFOタブーについて書かれているのが面白い本だと思った。 ただ、原文由来なのか、翻訳由来なのか、全体的にロボットが喋っているような文章でなかなか読みにくかった。2024/03/08
yoyogi kazuo
1
米国当局がまともにUAP(未確定航空現象)に取り組むきっかけになったと言われる一冊。多くの証言や証拠があるにもかかわらずアメリカ政府がなぜUFOを無視し続けてきたのか、UFOタブーとは何かについて深い考察がなされている。従来の研究書とは一線を画す内容と思う。2023/12/12
カリカリフライ
1
なぜUAPという言葉を用いることになったのか良くわかった。 UFO現象について政府や関連組織が作成した資料が多数紹介されています。UFOに関してしっかりとした情報が読みたい方に特におすすめ。
spock
0
真面目にUFOに取り組む姿勢がいい。2023/01/09