内容説明
現代日本の最大の社会課題は、少子高齢化だろう。高齢者の数が増える一方で、それ以上に子どもの数が減り、国の人口は今後つるべ落としで減少していく。今後、一体どういう対策を打ち出していくべきなのか、社会の関心が集まっている。
ところが、そうした人口問題の全体像をざっくりと把握したり、諸外国の状況と時系列で比較したりできる資料はこれまで少なかった。
本書は、世界全体や各国・各地域での人口の歴史的推移、丙午(ひのえうま)や移民の歴史、犯罪や自然災害、自殺率、病気など人口に関係してくる多様なトピックを、これでもかと情報を盛り込んだ美麗なフルカラー、インフォグラフィックス形式で細かく解説していく、待ち望まれた1冊。
教育機関での調べもの学習にはもちろん最適だし、大人がペラペラと流し読みしても、十分に知的興味を満たしてくれる本に仕上がっている。
目次
Chapter 1 世界の人口
Chapter 2 日本の人口
Chapter 3 アジアの人口
Chapter 4 ヨーロッパの人口
Chapter 5 アフリカの人口
Chapter 6 南北アメリカの人口
Chapter 7 動物の個体数
索引、主要参考文献、参考Webサイト等
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Carlos
36
人口変移の勉強。日本は今後人口がどんどん減って世界での立ち位置はどうなっていくのかな。2023/07/18
せっちゃんさん
22
人口を切り口に、とんでもないボリュームの情報を図解。歴史的な人口の推移だけでも、古代文明から災害・疫病の変遷、中世奴隷の推移、はては日本の都道府県の再編まで。個人的には、最後の方に動植物コーナー。いかに人間がちっぽけな存在か身に染みる。そして絶滅危惧種のデータを見ると悲しくなる。アリスの話に出てくるドードーが何故絶滅したのか...。読めば何かしら発見がある一冊。2023/09/30
paluko
11
歴史、地理、政治経済、生物、地学など幅広い範囲の副読本というか資料集になりそうな網羅性が広く、いろいろなことが「見える化」された一冊。人類は総じてより生きやすく、より幸福になっていることは間違いないようだ。産業革命により人類は「マルサスの罠」(人口増加に食料生産が追いつかず飢饉等により人口減少というサイクル)から解放された。中国に関しては1842年の開国で初めて華僑の大量移住が可能になり、やはりマルサスの罠から解放された(97頁)。日本国内で見ると、1897年頃まで新潟県が人口ほぼトップだったのは意外!2023/09/05
壱倉
7
世界の人口推移を様々な角度からグラフ化した本書。各国の人口推移のほか、疫病や自然災害による死者数、各時代における世界最大都市の人口、宗教別人口、生物総種数などなど、変わった切り口のデータが多く掲載されているため興味深く読みました。パッと視覚に訴えかけてくるレイアウトも楽しく、手許に置いておきたい一冊です。2024/02/14
咲
7
図解もあるので、読みやすかった 日本は戦後ベビーブームになり、その子供世代が結婚や仕事と色々選択出来る様なりに、既に40年以上前から少子化がわかっていた、わかる、わかる納得、最近急に少子化と叫んでいるが、もとの人口に収まっていくだけの事、但し歪な人口ピラミッドでわ社会保障制が保てないのだろう。 発展途上国は出生率は高いが、先進国は軒並み出生率は低い。いち早く人口減が始まったドイツでわ移民を受け入れて人口を保っている。その他、色々な切り口から人口の事を説明してくれているので、へえーそうなんだと面白かった2023/07/21
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