- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
注目の絵本『ねことことり』の画家・なかの真実、幻のデビュー作。猫が暮らす、高い崖の古い家。この土地では、昔からふしぎなことが起こるといわれ……。たかい崖のうえにある、古い家で暮らす猫は、ある朝、色とりどりにかがやく石のようなものを見つけます。不思議なことに、その“石”はどんどん大きくなり……。小さな一歩が、“出会い”につながる――美しい細密画で贈る、イマジネーション溢れる光と闇のファンタジー。子どもも大人も虜になる!なかの真実ワールド。「一体このあとどうなるの?」と、ハラハラドキドキ楽しみしながら、どっぷりと物語に浸かることができます。「出会いは、お互いにとって特別な偶然。だれかと関わることでその人が鏡となり、自分が映しだされていく。そんなことを思いながら、このお話を描きました」 ―作者・なかの真実
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
184
本日、😻😻Dayということで、猫本を😻作読みました。まずは第一弾、なかの 真実、2作目です。細密画の絵は美しく、予想外の展開で、にゃんこもビックリだにゃあ(=^・^=) https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/23820.html2023/05/22
ままこ
79
高い崖に住んでる猫。ある日、地響きが起きて石のようなものが落ちてきて…。にわとりさんとの交流も微笑ましい。なかの真実さんのリアルで可愛らしい絵がとても素敵。表紙と裏表紙はポストカードにして欲しいくらい。不思議で温かなお話。2023/07/06
アナーキー靴下
70
お気に入りの方が読んでおられ、猫と緑に覆われた古い家の表紙に、これは好きなものばかり詰まった絵本に違いない! と手に取る。期待通りの愛おしい世界が広がる絵本で大満足。鮮やかな緑の中で、フワフワの白猫が可愛くて可愛くて、しかも耳先が房毛っぽくなってるのも妖精めいて素敵すぎる。表紙にもある、植物の飾り枠がところどころ配されているのもまた良い。ラズベリーの赤の瑞々しいこと。物語は青鬼のいない『泣いた赤鬼』のよう。共同体的価値観が薄れ誰も犠牲になる必要がない時代性。見落としていた自然の恵みへの感謝もまた現代的だ。2023/08/03
はる
70
「ねことことり」の絵を担当された、なかの真実さんのデビュー作。「ねことことり」同様、とても細密に描かれた絵に引き込まれます。崖の上の古い家に住む一匹の猫。ある日、不思議な石を見つけますが……。少しずつ大きくなっていく石。この石の正体は一体何?。石のことが気になっていたので、この展開は予想外でした。ほのぼの、優しいお話でした。2023/06/15
ぶんこ
60
高い崖の上に建つ家が怖いが、ネコは可愛い。白猫の毛並みが美しく丁寧に描かれているのが素敵。ある日地震のような揺れに驚き、お隣のニワトリさんを訪ねる。なんともなかったと安心。家に戻ると青い石が窓辺に。包丁からお皿、テーブルの大きさになった石の上で、ニワトリさんとお茶をしていると大洪水が押し寄せてくる。仲良しの猫とニワトリが羨ましくて大泣きしたため、洪水のようになってしまったそうです。今ではみんな仲良し。こんな大きな樹にまもられている古い家が、読み終わってみると怖さはなくて素敵にみえます。2023/07/03




