みつばの泉ちゃん

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みつばの泉ちゃん

  • 著者名:小野寺史宜【著】/ながしまひろみ【イラスト】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • ポプラ社(2023/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591177877

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内容説明

自分がいやな人間だってことはもうわかってんの。わかってんのに直せないんだからダメな人間だってことも――。そう思っている片岡泉は、本人の自覚に反して出会う人に鮮やかな印象を残していく。小学生時代を知る近所の大学生も、中学の友だちも、アルバイト先の店長も、喧嘩別れした元カレも――誰もが後から、あの正直さに背中を押されていたことに気づくのだ。欠点だらけの「泉ちゃん」が巻き起こす、素晴らしき出会いの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

261
小野寺 史宜は、新作中心に読んでいる作家です。 タイトルと表紙絵から子供の話かと思いきや、泉ちゃんの半生記でした。泉ちゃんは大変魅力的なキャラクターですが、自分の子供に「泉子」なんていう安直な名前をつけてはいけません(笑) https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008423.html2023/06/27

のぶ

150
この本の主人公は泉ちゃんこと片岡泉。そんな泉ちゃんの半生が幼い頃からいろんな人が思い出を語る。祖母の家に預けられていた小学校の頃は、近所のコンビニのお姉さんが、中学時代はクラブの友達が、最後は大人になった泉ちゃん自身が語る。一人で生きてきたように感じていたが、実は多くの人に支えられていた。そんな姿が全編を通じ描かれている。自分がいやな人間だってことを自認しているが、読んでいてとても素直な人物だという事が伝わって来る。面白い物語だとは思うが、欲を言えば泉ちゃんや周辺の人物にもっと魅力があればと思った。2023/05/29

bura

135
真っ直ぐな女の子、片岡泉ちゃんの小三から大人になるまでのとても普通だが心に残る物語。泉ちゃんは正直で思ったことをズバズバ言ってしまうタイプの女の子。でも嫌味のないスッキリした性格。人生の中で関わりのあったコンビニの女子大生や中学の同級生、バイト先の店長、元カレが、その時々の泉ちゃんとの出来事を語っていく。両親の不仲でおばあちゃんに預けられたり、自分は欠点だらけと思ったり中々辛い所もあるのだが、実は出会った人たちの背中をしっかりと押している。作者らしい何気無い日常の中の一歩一歩を描く素敵な一冊でした。 2023/07/07

おしゃべりメガネ

128
『みつばの郵便屋さん』シリーズに登場する準レギュラーの「片岡泉」さんがまさかの主役での作品。しかし、これがまた「泉」さんのサッパリしたキャラが見事に際立っていて、思ってた以上にストライクな作品でした。『郵便屋』シリーズを読んでなくても十分に楽しめますが、できるなら彼女が登場するトコだけでも読んでから、本作を読むと更に面白さがアップします。「泉」さんの幼少期からステキなオトナになるまでを綴ったスピンオフ作品ですが、十分に楽しめる仕上がりはさすが小野寺さんならではで、ホント他の作品とのリンクが絶妙でしたね。2023/06/22

ひめか*

120
泉ちゃんが子供の頃から大人になった33歳までの出来事が、視点を変えて綴られていく。相手に踏み込みがちで私とは正反対の子なので、私は引いちゃうかも笑。思ったことを全部言い、とにかく元気で天真爛漫。人とすぐ仲良くなれるし、少なからず魅力があってみんなに愛されている。正直者でお客さんを悪く言わないのは素敵だけど、彼氏との喧嘩に無関係な郵便屋さんを巻き込むのはおかしい笑。でもそのあとお詫びにアイスを一緒に食べる光景が可愛い。偶然文芸部で一緒になった綾瀬とのエピソードも微笑ましい。そっくりな元気な子供が生まれそう笑2023/10/29

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