パートナーが発達障害かも？と思ったときに読む本

著者名：神田裕子

すばる舎（2023/04発売）

• ISBN：9784799110898

内容説明

「忘れっぽい」「すぐにキレる」「浪費癖がある」「引きこもる」「勝ちにこだわる」…
パートナーに発達障害特性があり、頻発するトラブルに悩まされている人は少なくありません。

本書では、困ったパートナーと、どう向き合い接していけばいいのかを、エピソードを交えて具体的に解説。パートナーとのコミュニケーションに悩むカサンドラ症候群と、その可能性のある方に向けて、自身の人生を前向きに生きるためのヒントを紹介します。

著者は、発達障害特性のあるパートナーとの夫婦関係を維持するのに苦しんだ経験を持つ心理カウンセラー。
実体験や、数々のカウンセリング経験を踏まえて語られるアドバイスは、具体的でリアリティ満載。

「当たり前」という“普通”を捨て、適切に対応すれば、パートナーとの関係性は嘘のように改善します！
ルーティン行動やパターンを見つければ、発達障害の人は、実は付き合いやすい人たち。
そのことを知っておくだけでも、気持ちがラクになるはずです。

目次

第１章　あなたはカサンドラ症候群かもしれない？
第２章　パートナーのことを知りましょう
第３章　対応方法を変えるとコミュニケーションはもっとラクになる
第４章　カサンドラさんの困り事「あるある」別お勧め対応法
第５章　カサンドラさんを卒業するために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Taka]

私もそうだし、向こうもそうかもしれない。回避傾向発動か、それともただのマリッジブルーか。発達障害のパートナーに悩む配偶者のことを、カサンドラ症候群と呼ぶらしい。ADHDと自覚している私は、とりあえず読む。ただ、全体的に相手を操縦する、でもそれには不快を我慢する時間が必要。それって一緒にいる意味あるのかなぁ。だって一人でできるもん。と思ってしまうのは、これ発達障害の特性なの？でも自分の人生だよ。特性か、性格か。裏の意図は何か、ポジティブ、ネガティブ、それとも許されない行動か？アドラー心理学みたいだなと

2024/05/14

[スリカータ]

ASDなどは他の発達障害も併せ持つことが分かった。別離も選択肢の視野に入れる。著者自身がパートナーと戸籍上の離婚をしていながら同居しているという。それぞれの形がある。

2023/06/09

[鈴木双葉（全日本目が死んでる団団長）]

この著者の「例の本」を読んでみたかったが、図書館にあったのがこっちだったんで。特にかちんとくるようなところはなかった。／尊大型アスペの人をいちいちおだててたら、余計に天高く舞い上がって神にならんかなと心配になるが。

2025/08/23

[luckyair]

カサンドラ症候群とは、ADHD・自閉スペクトラム症のある身近な人とのコミュニケーションの困難さによるストレス状態で、周囲に理解されないことに悩んでいる人のことだそう（正式な症名ではない）。この言葉の由来が苦しさを言い表していて、ギリシア神話のトロイの王女カサンドラが予言を信じてもらえなかったことに由来している。「誰にでもあるさ」、「考えすぎだよ」など一般論にされてしまう苦しさ。この本は、色々なケースが載っているが、形も結果も様々。実践には様々な苦労が伴うが、苦しみを分かち合う同じ境遇の仲間が必要。★★☆

2023/06/18

[Crystal.B]

配偶者やパートナー以外の人間関係でも応用できないかと読んでみたものの、自分が変わるか、別れるかの二択しかないようで。親子とか職場にアレンジするのは無理みたいでした。片やどうやっても縁は切れず、もう一方は自分が退職するのも癪だしなぁ（苦笑）

2024/06/02