ポプラ文庫ピュアフル<br> 生まれてきてごめんなさい定食

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ポプラ文庫ピュアフル
生まれてきてごめんなさい定食

  • 著者名:村崎羯諦【著】/ゆりぼう【イラスト】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • ポプラ社(2023/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591177891

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内容説明

5分で、どこからでも読める! 脳内が混乱し、癖になる――病みつきグルメ短編集。『余命3000文字』著者最新作。 ふらっと立ち寄った定食屋の『生まれてきてごめんなさい定食』。どんな定食かと店員に尋ねたら…?(「生まれてきてごめんなさい定食」) 自分にとっての母の味は幼いころ食べた手作りカレー。辛いだけでなくどこか舌がピリッと痺れるような味には、おぞましい秘密が……。(「母親のカレー」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

252
表題作から始まる食べ物、食事系中心の19篇ショートショート。『家電野菜』はベタなんやろか。ベタな展開なんやろねー。ただ家電なだけで。『いちごソーダ』の「いちごソーダ占い」良いなぁ。的中率100%に違いないし。100%を維持する責務も負わされているのか。それは止むを得ず。『母親のカレー』は切ないラストなんですけれど、素直に切ない感情に押し切られて良いものなのか混乱します。『プリーズ・イート・ミー』だけは短篇程度のボリュームでした。中々にサイコな話でね。ちょっと倒叙ミステリー風でもあったりして。新境地?2025/10/31

dr2006

38
星新一さんのショート集や三崎亜紀さんの作品の様な、良い意味でどこか1本ねじが外れた設定、常識からズレた世界観、ボタンを掛け違ったまま進行するコントの様で面白かった。少しブラック寄りの食(グルメ)の話だが、そんなに非現実的な設定ではないから、不思議だけどもしかしたら「これはアリ?!」と思わせるカジュアルさが良い。19編の中では、風の看取り人の話「空の底で祈る」、甘酸っぱい駆け引き「いちごソーダ」、話すインコ「喋る鳥」が好み。受け止め方次第だが風刺を含んだリドルストーリーもあって、飽きさせない構成だと思う。2025/02/26

りんご

38
短編19作。タイトルに惹かれるし、「羯諦」って名前もすき。ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてーの羯諦。「なろう」から再編集、加筆修正だそうです。シチュエーションに驚くものが多くて(ほほう)と感心します。でも一番気に入ったのは「キンと冷えた氷」青春トキメキでした。今求めてるのトキメキだった?2024/01/01

坂城 弥生

33
食べ物とか食に関する話が多かった気がする。2023/07/20

ヘビメタおやじ

8
表題が面白いので手に取りました。期待が大きすぎたのかもしれませんが、それほどという感じです。表題作は、太宰の有名な一節なので、それに絡めるのかと思っていたら全く無関係でした。いろいろなものを食べる発想は面白いのですが、すっきりしない落ちがピンとこないものも多かったです。前世がみりんは思わず笑ってしまいました。「プリーズ・イート・ミー」は、蛇で同じアイディアの推理小説があったのを思い出しました。2023/08/18

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