ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 空軍輸送部隊の殺人

個数:1
紙書籍版価格
¥1,848
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ハヤカワ・ミステリ文庫
空軍輸送部隊の殺人

  • 著者名:NRドーズ【著】/唐木田みゆき【訳】
  • 価格 ¥1,848(本体¥1,680)
  • 早川書房(2023/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151854514

ファイル: /

内容説明

1940年7月、英国空軍基地で女性隊員だけを狙う連続殺人事件が発生。犯罪心理学の博士号を持つ飛行士エリザベスが事件に挑む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本木英朗

20
英国の現代ミステリ作家のひとりである、N・R・ドーズの長編1作目である。1940年、英国。農村部の空軍駐屯地に女性飛行士だけで構成された後方支援組織ATAが配属された。戦線で命をかけんとする彼女たちを襲ったのは、敵国の攻撃ではなく、刃物を持った殺人者だった――という話から始まる。犯罪心理学の博士であるリジーと、地元警察の堅物刑事ケンジーという二人が、どうやって真犯人を追いかけるのか、そのあたりが見ものであります。大満足でした! またいつか読もうっと。2023/07/08

19
ATA後方支援組織なるものを知りませんでした。1940年のイギリスは、女子の扱いが…、生きにくそう。主人公のリジーだけでなく、他のメンバーも取り上げて欲しかったような。2023/08/06

もち

15
「あなたの世界に愛は存在していない、いままでに一度も」◆空軍基地に女性だけの輸送部隊が赴任した日、惨殺死体が発見された。はみ出し者の刑事を導くのは、心理学博士号を持つ女性飛行士。戦火に紛れるパイロット殺しに、二人は迫ることが出来るのか。■女性が、戦時に、プロファイリングを30年先取りした――という設定が痛快。急転する戦況と犯行、飛行場での決着までしっかり読ませ、歴史物・エンタメの両面でレベルが高い。今後の騒乱を予期させつつ、爽やかさを纏うラストシーンが余韻深い。2023/08/13

しのぶ

4
「女性飛行士だけで構成された後方支援組織“補助航空部隊”」ときたら、エリザベス・ウェインの『コードネーム・ヴェリティ』と『ローズ・アンダーファイア』を思い出さずにはいられず、「刑事フォイル」の世界も脳裏をよぎったりして、スルーは不可能だった一冊。想像していたよりコージーな感じだなぁと思っていたら、恋愛模様も楽しむシリーズものらしい。つづいて刊行されることを祈ります。2023/07/31

一柳すず子

3
男尊女卑の面々が面倒くさいが女性同士でもいがみ合いもあり、舞台は興味深い。ミスディレクションがあからさまだったかな。2023/11/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20983964
  • ご注意事項