内容説明
「縄紋時代、女は神であり男たちは種馬、奴隷でした」。校正者・興梠に届いた小説『縄紋黙示録』には先日貝塚で発見された人骨の秘密が隠されていた。やがて読み進めるうち身辺でも異変が起こり始めて......。烏、蛇、鳥居、鏡――。数々の暗号が がる時、破壊の神アラハバキが舞い降りる! 過去現在未来が絡み合う、世界まるごと大どんでん返しミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
37
自費出版に持ち込まれた預言書。そして周りで起こる異常事態。2023/07/12
米太郎
25
・面白かったけどモヤモヤが残る作品でした。ちょっと入り込めなかったのかもしれない2023/12/18
Kana
17
大好きな真梨幸子さんの文庫最新作。楽しみにしていたけどあまりのページ数に怯みかけた。『縄紋黙示録』という自費出版の小説に関わった人たちの話。参考資料の数が凄くて驚いた。縄文時代の話が出てきて、学校ではたいして触れられなかった部分なだけに、へぇ。そうなんだ。と思いながら読んだ。いつもと少し違う感じがしたけど、最後の方の相変わらずの嫌な感じは健在で嬉しくなった(笑)。2023/05/27
Yuri
12
縄文時代に言及する自費出版の作中作。その校正をしながらのめり込んで行く展開が面白いです。もっと作中作が独りよがりでも良かったし、もっとドロドロしてても『真梨幸子』作品なら許されると思うのです。2023/12/21
うめきち
9
初読みの作家さん。知識がすごい。殺人事件とのからみが面白かった。2024/03/30