客家と毛沢東革命---井岡山闘争に見る「民族」問題の政治学

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客家と毛沢東革命---井岡山闘争に見る「民族」問題の政治学

  • 著者名:藤野彰
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  • 日本評論社(2023/04発売)
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  • ISBN:9784535525917

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

18
中共は井岡山での革命根拠地建設に地元の土匪武装勢力の協力を得た。この地域では移民の客家「客籍」と古くからの土着住民である「土籍」との対立(土客籍矛盾)があった。結果的に中共は客家武装集団を利用するだけ利用してその後、首領を始末することになる。この件は中共の公式な革命史から排除されてきたようだ。本書はその経緯を詳細に辿り、中共が「語ることができない」事情に迫っている。◇ベタな言い方をすれば読むほどにゾクゾクさせるエンタメ学術書といった趣。◆小林一美の『中共革命根拠地ドキュメント』の興奮が蘇る。2023/05/19

古本虫がさまよう

4
客家のメッカというべき井岡山に根拠地をもっていた客家のリーダーと毛沢東との邂逅と訣別の歴史を追いながら、「客家」とは…を追究した学術書。日本共産党の宮本リンチ殺人事件のように(?)、毛沢東による客家リーダー殺人事件というか、連合赤軍的な内ゲバ(殺戮)があったにもかかわらず、そうした不都合な史実は「中共中央史観」によって、完全に隠蔽されているという。「毛は明らかに虚偽の説明を行っている。さらに問題なのは、建国後に中国で出版された中国語版『中国の赤い星』は、ほとんどの版で当該箇所がすっぽり削除されている」と。2022/05/22

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