感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
村崎未夢
1
ロジックがテーマのライトノベル。個性豊かな登場人物たちの会話を楽しく追いかけているうちにいつのまにか不完全性定理が証明されている本である! …というのは嘘ではないが、ラノベ感覚で読めるのは既にロジックに相当なじんでいる人だけだろう。ハッキリ言って超濃密でレベルが高い。等式理論、命題論理、述語論理と、ハイテンポで駆け抜けていく。正直、初学者には勧められない。とはいえ、歴史的なこぼれ話や証明のキモチの説明などは良いし、キャラクターたちの会話は楽しいので、既にロジックをマスターした人に勧めたい一冊である。2020/04/01
hidehi
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見た目とはだいぶ違って内容の濃い本。軽く読み飛ばせると思って読むとえらい目にあいます。 専門書以外の数理論理学関係の本の多くは、入り口としての基礎の解説か不完全性定理の概略かくらいで、現役で発展途上の学問という理解を持ちにくい。この本では学生たちとの対話という形のおかげで、関連した話題・エピソードへの脱線が自由にでき、トピックの様々な側面を理解できる。不完全性定理も紹介してそれで終わりではなく、その後の応用や発展にふれている。こんなふうに数理論理学への入門をガイドしてくれる本はほとんどないので貴重。2020/12/08




