熱力学の数理

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熱力学の数理

  • 著者名:新井朝雄
  • 価格 ¥4,180(本体¥3,800)
  • 日本評論社(2023/04発売)
  • ポイント 38pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784535789180

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にしもん

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全体的には見通しよく書かれたよい本。数学的準備のパートは知っていることばかりなので省略。5章から読み始めた。公理は天下りではなく物理的な考察から導いている。逆にそれらの公理から初めて物理的な描像を得るのはよい演習になるだろう(まだやってはいない)。準静的過程の"数学的な定義"がはっきり書いていなくてわからない。準静的過程 = 「M上の任意の曲線」でよいように思うが...また、公理 IX で使っている極限の記号は誤りだと思われる。lim_{T(xα) → 0} ではなく lim_{xα} と書くべきかと。2021/03/04

ヤッジマン

0
9章まで読了。 4章までは数学の準備であり、一部計算が追いつない部分もあったが、無駄なくわかりやすく解説してくれていると思う。 5章からの熱力学の構成に関しては公理が直感的ではなく、公理の必要十分性は読者の難しい勉強になるであろう。 熱力学を勉強するとエントロピーって何と必ずなるけれど、この本でもあまり物理的なあたらしい視点が得られるわけではないので注意。 個人的には経験的温度の導入は気に入っている。この部分だけでも読んでみてほしい。 多様体の勉強と、その物理学的な応用を考えるいいきっかけになった。2021/02/05

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